Quantcast
Channel: 俺の遺言を聴いてほしい
Viewing all 870 articles
Browse latest View live

【レペゼン地球】DJ社長の謝罪動画は本当に立派だと思うんだ

$
0
0

レペゼン地球の1億円プレゼント企画に前から注目してて、昨日がちょうど応募開始日でした。


レペゼン地球の1億円企画はツイッターでバズりまくっていて、
企画の一部である

「DJ社長のMacBook Airプレゼント企画」

のツイートはなんと、60万回リツイートされました。




そんなバズも手伝って、応募解禁後からアクセスが殺到。

f:id:hideyoshi1537:20180831200030p:plain
0時に送られてきたLINEの応募画面


午前0時「抽選会場へ」と書かれた画像が送られてから3時間後に、DJ社長から謝罪のLINEが入りました。


f:id:hideyoshi1537:20180831195942p:plain


サーバーを構築していたのはおそらく株式会社ハッシャダイのエンジニアの方だとは思うのですが、

そんなことは一切言わず、

自分の名前で堂々と謝罪する姿が印象的でした。


アクセスしにくい状況がしばらく続いた後、ツイッターユーザー間で


応募画面から個人情報が漏れている


と騒ぎになりました。

先に登録していた方のメールアドレスとニックネームが表示されてしまうバグが発生してしまったのです。

個人情報漏洩問題については多くの人が敏感になるので、正直やってしまった感はありました。

また、これだけ大々的に盛り上げたイベントの最後の最後でコケてしまったのは本当に辛いでしょう。


元々レペゼン地球が好きで応援しているので、僕も胸が痛くなりました。


そして今日、8月31日の19時37分。

DJ社長からの謝罪の動画が発表されました。





この動画を見て、Hagexさんの謝罪についての記事を思い出しました。


BuzzNewsの謝罪文を例にとって、謝罪に大事な3つの要素を説明しています。

この手の文章を書くときは、過去・未来・感情の3つの要素が必要だ。

過去:問題を起こした経緯
未来:今後の防止策、改善点
感情:謝罪の意思表示

DJ社長の動画はこれらの要素を全て満たしています。


なぜ問題が起こったか、何が起こったのかを隠すことなく、具体的な数字を交えて説明しています。

なぜメールアドレスを登録することにしていたのかを説明した上で、

「今後はLINEの登録だけで応募できるようにする」

という改善点を報告しています。


何より、

「自分が全ての責任を負って、みんなの前で頭を下げる姿」

が本当に立派だと思いました。


DJ社長は1992年8月29日生まれの26歳です。


何かを褒めるときに別の何かをけなすのは良くないですが、

大企業の社長とか、なんとか協会の偉い人とか、

何か問題があっても全然謝らない大人ってたくさんいるじゃないですか。

形だけ謝罪して、いつまでも「俺は悪くないよ」みたいな顔してる大人、たくさんいるじゃないですか。


周りから持ち上げられて偉くなったおじさんって、「謝れない病」にかかってるから、

いざってときに保身に走ってギリギリまで非を認めようせず、泥沼にハマってしまうってことがよくあると思います。


そういうのをたくさん見てきたから尚更、

100万人以上が再生する動画で堂々と頭を下げて謝罪する26歳の姿、本当に立派だなって。



僕が元々レペゼン地球のことを好意的に見ているからかもしれませんが、お手本のような謝罪動画だと思いました。


僕たちだっていつか、みんなの前で謝らなければいけない場面が来るかもしれません。

そういうときは、DJ社長の動画を思い出しましょう。


手痛い失敗でしたが、男の価値は負けたときにこそ試されるものです。

僕はDJ社長の謝罪は堂々としていて男として本当にカッコいいと思いました。


最後に、

サーバの負荷分散は本当に大変

セキュリティ対策は本当に大事

障害が起こったときこそ冷静になろう

という教訓を持って、この記事の締めくくりとします。


女子に喜ばれるプレゼントの渡し方を考える

$
0
0


ケーゴさんのツイートが久しぶりに炎上しました。



「女子はみんなぬいぐるみが好きだから、ぬいぐるみをプレゼントするべし」


という主張に対し、


「ぬいぐるみはいらん」


という反論がいたるところから矢のように飛んできたのです。



僕も正直、ぬいぐるみはこんな感じの子供に渡すものだと思っていました。



なので、ぬいぐるみを大人の誕生日プレゼントとして渡すアイデアには否定的です。

ですが、ケーゴさんがぬいぐるみを渡して喜んでくれた女性がいたのも事実です。


そこに横から介入して、


「プレゼントにぬいぐるみはあり得ない!ぬいぐるみを渡すのはかわいそう!」


と横から口を出す権利は僕にはありません。


プレゼントの良し悪しは二人の関係によるものだからです。


何を渡すかよりも、誰が渡すか


僕が昔付き合ってた子はキャバクラ経験がありました。

その子は客のおじさんに色んな良い店に連れて行ってもらっていたのですが、

高い料理を食べても全然美味しく感じなかったそうです。


同じように、どうでもいい人からプレゼントをもらったとしても、

物欲は満たされても心は満たされないでしょう。



欲しいものが手に入ったのは嬉しい。

でもそこには、心が震えるような感動は存在しないのです。


ちなみに僕も昔、ストリートナンパした女の子に冬物のコートを買わされそうになったことがあります。

このときコートを買ってあげていたら、その子は


「やったー」


と喜びはしたかもしれません。

でも、どうでもいい男に物を買わせても、そこに感謝の気持ちなんて生じません。

物だけもらって男の存在は忘れてしまうでしょう。

それはあまりにも哀しいことです。


逆に、普段はどうしようもなくだらしなくって、

いつも浮気ばっかりしているダメ彼氏が、

誕生日のことなんて全然覚えてない様子だったのに、

急に「ちょっと」って言って、


「はい、これ」


「誕生日、おめでと」


なんて言って、前に気になってるって話してた指輪を渡してくれたら、一生忘れられないくらい幸せな思い出になるでしょう。


箱を開けたら手紙が入ってて、


「いつもありがとう。

これからもよろしく」


なんて書いてあったりしてね。


少女漫画的な展開に見えるかもしれませんが、僕自身が完全無欠・徹頭徹尾・ 完膚無き迄にダメな人間だったので、

ダメ男がたまに頑張ったらめちゃくちゃ喜ばれることを知っています。


映画でジャイアンが良い奴になってたらみんな感動するのと同じです。


物をもらったら嬉しい。

それは、その「物」が欲しかったから。


心を動かすには、「物」よりも「誰」が渡すかが大事なんです。

物だけで人の心までは動かせないんですね。


なので、プレゼントを渡す際にまず考えるべきなのは、


自分が相手にとってどういう存在なのか


です。


断言してもいいですが、何の感情も持たれていない他人に高価なプレゼントを買っても無駄です。

意味ないです。響かないから。

そのお金で募金するか、適当に投資信託でも買ったほうがいい。

そんな関係の相手に「女子が大好きなぬいぐるみ」を買っても怒られるだけなので、正解は


「何もしない」


です。

逆に、ぬいぐるみに喜んでくれるような相手なら、

ぬいぐるみをプレゼントして「俺は財布などではなかった───」と安心するよりも、

うまい寿司を食いに行くとか、

ちょっと欲しがってた時計を買ってあげるとか、

そういうことをしてもいいはずです。


高いものを欲しがらない子はたしかに男としては楽ですが、

逆にそういう子は少し値の張るものをプレゼントしたらマジで喜びます。

本当です。

高価なプレゼントを貰い慣れている子に高級品をプレゼントするよりも、よっぽど響きます。


なので実際は、

「高価なものをねだったりしない『心のキレイな子』にこそ、良いものをプレゼントするべき」

なんです。

そういう子は、プレゼントした物をこっちが恥ずかしくなるくらい、めちゃくちゃ大事にしてくれるからです。

人は現金の価値を過小評価してしまう


ぬいぐるみ論争のときに、


「ぬいぐるみの中に現金が入ってるんだろう?」


とか、


「いっそ現金を渡すべき」


という意見がありました。


ダメです。


現金のプレゼントは絶対にダメです。



なぜか?


人は「かかったお金」よりも「かかった労力」に心が動く生き物だからです。

お金を渡すよりも、その裏側にあるストーリーが大事なんです。


お金はATMから下ろせばすぐ手に入ってしまうものですから。

ストーリーもクソもないのです。


父親が娘にお金を渡すのであればいいのですが、

男女の関係で「現金をプレゼント」するのはマジで費用対効果が悪すぎるのでやめましょう。


プレゼントに現金を渡すのは「男としての価値」を地に落とす愚行です。


もし「お金を渡す以外に価値がない男」と思われているのであれば、

その子は諦めてさっさとフェードアウトしましょう。


その子との関係は「客」に過ぎないから、何も期待できません。


サプライズ理論

最後にプレゼントの効果をより高める「サプライズ理論」を授けます。

プレゼントを渡した相手の感動は「期待値とのギャップ」から生まれます。

図にするとこんな感じです。
f:id:hideyoshi1537:20180901220455j:plain
ギャップこそが感動の源なのです。


人は無意識に

「相手に対する期待」

を抱いて生きています。


それまでの行動を元に、

「この人だったらこれくらいしてくれるだろう」

と未来のパフォーマンスを期待します。


人が感動するのは期待値を超えたときです。


サプライズ理論は期待値と実態のギャップを演出するための理論です。

問題児が教室を掃除していたらみんなが驚くように、

期待値の低い人が突然素敵なプレゼントを渡した場合、効果は抜群です。
f:id:hideyoshi1537:20180901220502j:plain

誕生日なんて覚えていないような風だったのに、

実は裏でめちゃくちゃ準備してくれてた...

みたいなストーリーは、非常に効果的です。


逆にいつも良いものをプレゼントしている人が、

いつも通りのものを誕生日にプレゼントしても、


「あ、これくらいだったんだ...」


とガッカリされてしまうでしょう。


ギャップを演出しましょう。

全ては感動のために。


どうせプレゼントするなら、心を動かし、記憶に残り、忘れられない思い出を作りたいじゃないですか。


女の子が相手であれ、上司が相手であれ、お客さんが相手であれ、

僕たちが相手の期待値を超えるパフォーマンスを見せたときにこそ、感動が生まれるのです。

最初は誰もがゼロから始まって、チャレンジと失敗を繰り返しながら、少しずつ大きくなっていく

$
0
0


僕は【好きなことで、生きていく】の動画を見てからレペゼン地球が好きです。

今でこそ一度ツイートすると1万リツイートされるDJ社長ですが、

彼にも雌伏の時期がありました。


雌伏とは「実力を養いながら活躍の機会をじっと待つ」という意味です。


ツイッターには時期を指定してツイートを検索できる機能があります。


from:@DJ_Shacho until:2015-01-01


と検索ボックスに入力することで、2015年1月1日までのツイートに絞って参照することができます。

そこで見つけた昔のツイート。



18RT、47Fav。


「酔っ払いながらみんなに1億円あげるって言ったしな....
有言実行しよーっと!笑」


とツイートしたわずか5年後。


160万フォロワーに向けて、「1億円プレゼント企画」をぶち上げています。



僕はDJ社長の成り上がりを見て、キングラム31巻を思い出しました。

後に秦の始皇帝となる政が、下僕の身から秦国の砦となる部隊を作るまで成り上がった信の背中を見て、こう呟いたのです。


「生半可な道ではなかったな」

「下僕の身から始まったあいつが」

「ここまでの隊を作り上げるに至った道は」

「決して生半可な道ではなかったはずだ」



f:id:hideyoshi1537:20180902104932p:plain

f:id:hideyoshi1537:20180902104936p:plain



下記の3つの記事は、DJ社長の「生半可ではなかった道のり」について書かれています。

ameblo.jp


2014年の記事。

わけもわからず手探りで始めたイベントで大失敗。

15万円も赤字になった。

諦めず何度もイベントに挑戦して、何度も失敗して、気付けば借金は150万になっていた。


白米にマヨネーズをかけて生きる日々。

何度も「もうダメかもしれない」と思って生きてきた。

次こそは次こそは、と自分に言い聞かせてイベントを開き、

みんなが遊んでいる間に行動し、みんなが寝ている時間にビジネスの勉強をし続けた。

そして総経費500万円をかけてゼップ東京でのイベントに挑戦。

大成功を収めた。


ameblo.jp

2016年の記事。


東京でイベントを成功させた後、福岡に戻り、地元で経費3500万円かけたイベントを成功させた。

「日本一のDJになる」

と目標を定め、スーツを脱ぎ、DJ社長と名乗り、イベンターでもなく、ビジネスマンでもなく、

エンターテイナーとしての活動を始めた。

無名のDJの誕生である。

初めはギャラどころか交通費ももらえない。

誰よりも早く会場に来て準備を手伝い、誰よりも遅く残りスタッフと片付けを一緒にする。


お客さんに自分から話しかけ、自分から写真を一緒に取りましょうとお願いして
きてくれてありがとうと一人一人に伝えて回った。

そうやってまた1から頑張った。

そうしてやっと、日本各地から交通費とギャラをもらって出演のオファーが来始めたのだ。



ameblo.jp

そして2018年5月。

スマッシュヒットした【好きなことで、生きていく】の1ヶ月後に書かれた記事。


思った以上に反響があって驚いたことを正直に告白した後、

好きなことで生きていくと、色んな人に迷惑かけるよ?笑

と書かれている。


『サラリーマンの100倍ラクしたいから社長になった』

はずなのに、気付いたらサラリーマンの100倍苦労していた。


『誰にもペコペコしたくないから社長になった』

はずなのに、気付いたら誰よりもペコペコしていた。


【好きなことで、生きていく】のは生半可な道ではないのだ。


それでも、DJ社長は「ぶっちゃけ俺はなんとも思ってなかった」と言う。


「だって俺は『やりたい事の為に』やりたくない事やってるだけだから。

だから同情とか憐れみとかされても逆に困る。

俺には『やりたくない事してでもやりたい事』があるだけの話」



「○○がしたい。でもXXX」と、必ず《でも××》がついてくる。

そんなときは、シンプルに天秤にかけて、天秤が傾いた方を選べ、と言う。

《でも××》を気にし過ぎると、『〇〇したい!』は何もできないからだ。


記事の最後にDJ社長はこう語る。


「『××でも、〇〇したい』って思えることは、必ずやるべきだ」

彼氏が既婚者かどうかを簡単に見抜く方法

$
0
0

「7回デートして、付き合えるかわからないけどずっと好きだった人は、実は既婚者で子供がいた」

というツイートが話題になっていました。

※ツイートは本人に配慮して掲載しません


ずっとデートを楽しみにしつつ、それまでの不安な様子も隠さずツイッターにアップされていて、

そんな過去ツイートを読んでからもう一度上のツイートを読むと心が痛みました。


僕はどちらかというと外道よりの人間なので、

既婚者は遊ぶな!

とか、

彼女がいるのに浮気なんてしてはいけない!

みたいな清く正しく模範的な発言はできません。


ですが、外道には外道なりに、既婚で遊んでいる友達や浮気ばっかりしている友達はたくさんいるので、


既婚者かどうかを見抜く方法


については熟知しています。


既婚者・彼女持ちを見抜くのは簡単です。


この記事では既婚者を瞬殺で見抜く方法を紹介します。

「家に遊びに行っていい?」と聞く


単身赴任や嫁の出産里帰りなどの事情がない限り、既婚者の家には嫁がいます。

子供がいる場合もあるでしょう。


なので、最も確実かつ効果的なのは


家に行く


です。


「私たち付き合ってるんだよね?

ご飯作りに行っていい?」


みたいなことを聞いて、頑なに拒否してくる場合は限りなく赤に近い黄信号です。

僕の知り合いは


「会社の寮に住んでるから家に呼べない」


とか、


「社宅だから女性禁止なんだ」


みたいに、会社を言い訳に使ってました。


ここで冷静に考えてみてください。


30歳過ぎて会社の寮に住んでるような男を好きになるでしょうか?


というか、30歳過ぎて実家とか会社の寮に住んでいる時点でかなりやばい人です。


こういうこと言うと、寮に住んでる人や実家の人には怒られると思います。

実家や寮はお金は節約できて良いとは思いますが、いつまでも実家暮らしだと


自分で家賃を払って、料理を作り、掃除、洗濯をして生きていく


という生活の基本が全く身に付きません。

だから、厳しいこと言って申し訳ないけど男は大学を卒業したら実家を出よう!


ちなみに女遊びに慣れてるような男で、社会人3年目以降も会社の寮に住んでるって人を僕は見たことがありません。

寮だと女の子とか連れ込みづらいじゃないですか。

女遊びしたい人はお金に少しでも余裕ができたら真っ先に寮を出ると思います。


そういう意味で、今悩んでる君が好きになってしまうような


「ハイスペ・イケメン・性格良し」


の男が


「すまん、家には呼べないんだ」


と言い始めたら、既婚か同棲を疑ってOKです。


「ルームシェアしてる」

「親がこっちに来てる」


などもよく使われる言い訳です。


夜、突然電話する

「既婚者の家には嫁がいる」

という性質を利用すれば、既婚を見抜くのは簡単です。


夜、家にいるであろう時間帯に電話しましょう。


いきなり電話すると、


「気付かなかった」


と言われるかもしれません。

LINEのラリーの最中に突然電話するのが一番効果的です。


電話に出ないのが3回続くと黄信号、5回続いたら赤信号です。


既婚者はバレないようにビクビクしながら浮気しているので、

突発的な事象にひどく弱いです。


思えば僕も大学時代、彼女に鍵を奪われ、ほぼ同棲みたいになっていたのですが、


「遊んでいた女の子が突然家にチョコレートを渡しに来た」


ときは死ぬほどビビりました。

慌てて裸足で飛び出して、外でチョコレートをもらい、


い、今、友達がいるんだ


とごまかして帰ってもらったことを覚えています。

遊んでる男の立場からすると、「突然の襲撃」にはよくよく注意しておく必要があります。

Facebook、申請していい?

いや〜便利ですね、Facebook。

リア充系の人はFacebookに結婚報告とか出産報告、書き込みますよね。

インスタも同様です。


Facebookの友達になれるか聞いてみましょう。


既婚者であれば多くの場合、拒否すると思います。

何らかのきっかけでリアルの友達や配偶者につながってしまうのを恐れてるからです。


逆に一緒に旅行に行った写真をFacebookやインスタグラムに上げるレベルなら100%シロ。

完全に彼氏であると信じてもいいと思います。


Facebookの類似パターンに

「名刺を渡せない」

「所属企業名が曖昧で、どんな仕事をしているのかわからない」

などがあります。

どちらも、自分のリアルに遊び相手を踏み込ませないための工夫ですね。


土日だけ会えない

既婚者は「土日は会えない」という人が多いです。

家族サービスしているのかわかりませんが、土日は男同士で飲みに行くこともできないって人がけっこういます。

平日は

「会社の飲み会」

と嘘をついて遅めの帰宅を装うこともできますが、土日はごまかしが効かないですからね。


なので、


休日の午前から夜まで一緒にいることができるか確認する


のは既婚チェックに有効です。


スマホを手放さない

これはツイッタラーの特徴でもあるので一概には言えないのですが、

浮気している人はだいたいスマホを覗かれることを異常に警戒します。


スマホは疑惑の宝庫。

人間はバレてはいけないものを本能的に隠したがってしまうものなのです。


一緒にいるときにコソコソとスパイのようにLINEしている場合は、

もしかしたら必死に言い訳LINEを作っているのかもしれません。


ちなみにツイ廃は人といるときもスマホばかり見る人がけっこう多いです。

マナー的にNGだと僕は思います。

終電を逃さない

既婚で夜遊びをしている友達がいますが、彼は絶対に終電を逃しません。

何があっても終電を守り、必ず家に帰ります。

なので、

「外泊できるかどうか」

は既婚かどうかの良い判断ポイントになります。


「明日仕事があるから早く帰る」

「土日も朝から仕事」

などの言い訳はありがちです。


嫁がいる場合や、彼女が家で待っている場合は何かと理由をつけて帰宅するものなので、

妙に終電にこだわっている場合は一度疑ってみてもいいかもしれません。


彼氏の男友達は頼りになるのか

「彼の男友達も一緒に合コンして知り合ったにも関わらず、既婚であることを全員に隠されていた」

という話を読みました。


結論から言うと、男友達は当てになりません。


まともな男は、友達を裏切りません。

一緒に遊んでいる男が既婚だろうと、彼女がいようと、そんなことは一切話しません。


原則として男の絆を優先します。


それが遊んでいる男の不文律だからです。


たまに義憤に駆られて、


「おれは女の子を騙すなんて耐えられない!

全ての真実を洗いざらい話す!」


みたいな男もいます。

こういう人は女にとってはメシアですが、男にとってはテロリストです。

こういうときに男友達を裏切る人は基本的に信用ならない上に、

裏切って女に真実を話し、その上で自分がその子を口説こうとするパターンがものすごく多いです。


なんかこの記事の主旨とずれてきてしまっていますが、

とにかく「彼の男友達」は当てになりません。

「彼の行動」を見ましょう。


ところで、「まともな男は友達を裏切らない」と書きましたが、

既婚で合コンしてる男がまともかなのか?とツッコミが入った場合、反論するのは難しいです。

「イケメン・ハイスペ・性格良し・でも30オーバーで独身」の罠

そもそも

イケメンで、ハイスペで、女心もわかってて、一緒にいるとドキドキしてしまう男

が独身である場合、もうその人が

「結婚しない」

と決めて遊んでいるパターンか、

「本命の彼女はしっかりキープしつつ、別の女の子も吟味してる」

パターンがほとんどです。


ごく稀に

「めちゃくちゃ理想が高くて結婚相手が見つからない」

パターンもあります。

散々遊んできた人が陥りがちな「選択肢がありすぎて選べない」状態ですね。

どちらにしても拗ねらせている確率が高いので、それなりのリスクは覚悟したほうがいいでしょう。


好きになってしまったらそれまでで、遊ぶ分には個人の自由でいいと思いますが、気持ちが入ってしまうと消耗します。


消耗戦になる前に、この記事を参考にして、一度目の前のイケメンを「既婚者フィルター」にかけてみるのも良いかもしれません。

「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」は馬鹿にされたときに心を落ち着かせる魔法の言葉

$
0
0

燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや

超人気漫画の『キングダム』は春秋戦国時代の中国の話です。

秦が中国統一を成し遂げ、秦王 政が始皇帝と名乗ったのが紀元前221年。

その11年後、始皇帝は天下巡遊の途中、沙丘(河北省平郷県東北)まで来たとき、重病にかかってあっけなくこの世を去ります。


始皇帝の死後、趙高の悪政もあって、秦王朝はにわかに混乱し始めます。

その社会の混乱のきっかけとなったのが、「陳勝・呉広の乱」と呼ばれる中国史上初の農民反乱です。

この反乱から社会が乱れ始め、あの有名な「項羽と劉邦」の時代につながっていくわけですね。

無理やりポジティブに解釈するならば、陳勝は秦王朝の滅亡のきっかけを作った大人物ともいえます。


陳勝は若い頃はたいへん貧乏で、雇われ労働者として他人の田畑を耕していました。

そんなある日、陳勝は雇い主に向かって、

「富貴の身になっても、お互いを忘れないようにしましょう」

と言いました。


雇い主はそんな陳勝を見て、

「貧乏なくせに何を大言壮語するか」

と笑ったそうです。

そんな雇い主を見て、陳勝はため息をつきながらこう言い返しました。


「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」


「燕や雀のような小鳥にどうして鴻鵠(大きな鳥)の志がわかろうか」という意味です。

小人物には大人物の大きな志はわからない、ということですね。


僕はこの言葉を大学受験の漢文の問題集で見つけて以来、記憶の片隅に残したままにしていました。


色々とチャレンジすると、陰で馬鹿にしてくる人が必ず出てくるものです。

人は、人と違うことをする人を本能的に拒絶する性質があるからです。


自分が内に秘めた想いがあったとしても、他人がそれを理解してくれるとは限りません。

志が大きければ大きいほどたくさん笑われることもあるでしょう。


なので、もし何にチャレンジしている人がいたとして。

そのチャレンジを笑われたときは、


「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」


と呟いてみてください。

「大きな志は人には理解されへんのや」と考えてみると、なんだか心が落ち着いてきませんか?


ちなみに「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」は「えんじゃくいずくんぞ こうこくのこころざしを しらんや」と読みます。

関連記事:DJ社長が【好きなことで、生きていく】ために過去から積み重ねてきたものがすごかった

関連記事:「『韓信の股くぐり』って知ってるか?」


「世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る」

日本の幕末。

強大な幕府を倒すには、犬猿の仲である薩摩(鹿児島)と長州(山口)が手を結ぶしかないと、誰もが考えていました。


誰もが望みながら、誰も実現できなかった薩長同盟。

その大事業を圧倒的な情熱と双方の利を説くことによって成し遂げたのが坂本龍馬です。


坂本龍馬が抱いた大きな構想は当初、志士仲間にさえなかなか理解されないものでした。


そんな中、彼はこんな言葉を遺しています。


「世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る」



「世間は俺のことを勝手に何でも言えばいい。

俺がやることは俺のみが知っているのだ」


という意味です。


世間に理解されなくてもいい。

自分がやるべきことは自分のみが理解している。


裏を返せば、自分は自分が何かを成すことを信じている、ということです。

この坂本龍馬の言葉もまた、野心を持ちながら目が出ず苦しい思いをしている人を励ますものとなるでしょう。


関連記事:房野史典さんの『超現代語訳 幕末物語』がめちゃくちゃ良い本だったから、歴史に興味がある人はみんな読んでほしい

1990年代ジャンプ黄金期のおすすめ漫画を情熱的に紹介する

$
0
0

僕は以前からずっと不満を抱えていた。

「漫画 おすすめ」でGoogle検索すると、


「絶対に面白い!おすすめの漫画ランキング100」


とか、


「マンガ読みが厳選!本当に面白いおすすめマンガランキング」


みたいなランキング形式のウェブページが大量に出てくることに。


もちろん、おすすめの漫画を紹介することには何の問題もない。

むしろわざわざ良い漫画を紹介してくれている人にはお礼を言いたい。

ありがとう!


だが!


ネットで検索上位に出てくる「おすすめ漫画」の感想がペラペラに薄いのだ。


お前......それ本当に読んだのか?


本当にその漫画を愛しているのか?


お前の作品への愛って、たった100文字で語れるものなのか?


そうじゃねェだろ。

俺たちが愛した漫画の魅力は。

手抜きしがちなオススメ記事にこそ、全霊を以て挑むこと!


感謝するぜ


ジャンプと出会えた


これまでの全てに



f:id:hideyoshi1537:20180905191600j:plain




僕の人生は漫画と共にあった。


小学3年生のときに、じいちゃんに初めて少年ジャンプを買ってもらって以来、毎週欠かすことなくジャンプを読んできた。

一週たりとも欠かすことなく、必ずだ。


じいちゃんが買っておいてくれたジャンプを読むのを楽しみにして、学校から帰った。

夏休み明けの月曜日も全然憂鬱じゃなかった。

月曜日はジャンプがあったから。


そういう意味で、僕はジャンプに生かされてきたといってもいい。


雨の日も、風の日も、台風の日も、寒い雪の日も、受験の前の日も、最終面接の直前も、ジャンプを読まなかった週は一度もない。

ジャンプには語り尽くせないほどの想いがあるのだ。


1990年代。

ジャンプに最も勢いがあった時代だ。

最高売り上げ部数は653万部は今でも伝説として語り継がれている。


そんなジャンプの凄まじい勢いを後から振り返り、


「黄金期」


と読んだ。

北斗の拳の連載が始まった1983年あたりからドラゴンボールが終了する1995年までの期間である。


ドラゴンボール、幽遊白書、スラムダンクが同じ雑誌に載っている時代だった。


現代で言うならば、ONE PIECE、NARUTO、HUNTER × HUNTER、進撃の巨人、そしてキングダムが一つの雑誌で読めてしまうような、そんなエキサイティングな時代だったのだ。


冨樫仕事しろ。


ピクシブ百科事典 | ジャンプ黄金期


漫画の話に入る前に2,000文字近くも書いてしまった。


これは僕の留まることの知らないラブレターである。

ここからはいわゆる「おすすめ漫画」を紹介していきたい。


どの漫画も素晴らしくて順位はつけられないが、思いつくままに紹介していきたい。

どちらかというと自分語りが多いのは気にしないでほしい。

「ろくでなしBLUES」の真似をしてたらヤンキーに絡まれた

最初に紹介するのは『ろくでなしBLUES』である。

スラムダンクかドラゴンボールが来るだろうなと思っていた読者には申し訳ない。

だってさ、いきなりスラムダンク出すと”わかってない人”みたいになるやん。

俺、マジで毎週欠かさず読んでたのに、最初にスラムダンク持ってくると”ミーハーな人”みたいになってしまうやん。



だからまずは『ろくでなしBLUES』から紹介したい。


この時代はヤンキー漫画がたくさんあった。

有名なのはマガジンで連載されていた『湘南純愛組』である。

f:id:hideyoshi1537:20180905203223j:plain

ZⅡと呼ばれるバイクにまたがり、「暴走天使」の特攻服を纏って走る鬼塚に憧れ、僕は自転車のハンドルを鬼の角のような形に改造した。


f:id:hideyoshi1537:20180905203327j:plain

いわゆる鬼ハンと呼ばれるやつである。


ブンブンブブブンッ


と口でバイクのような音を出し、鬼ハンドルの自転車で街の西友に繰り出した。

制服のボタンを安全ピンで削り、金色にした。

ダボダボのズボンを履いて、ガニ股で歩いてみた。


世は大ヤンキー時代であった。


そんなヤンキー全盛期にひときわ輝いていたのが『ろくでなしBLUES』である。

f:id:hideyoshi1537:20180905203532j:plain

作者はROOKIESの森田まさのり先生。

当時から圧倒的な画力だった。


この物語の主人公は前田太尊といって、めちゃくちゃ喧嘩が強かった。

一方、僕の人生の主人公であるヒデヨシの身長は153cm。

めちゃくちゃに弱かった。

めちゃくちゃ弱いにも関わらず、前田太尊に憧れていたのだ。


この絵を見てほしい。

f:id:hideyoshi1537:20180905203728j:plain


着目すべきは眉間である。

f:id:hideyoshi1537:20180905203810p:plain

前田太尊は常に眉間に皺を寄せている。

前田太尊に憧れていた僕は、彼の真似をして眉間に皺を寄せて歩いた。

すれ違う奴全員にガンを飛ばして歩いていた。


すると、


「おい」


???


「おいてめぇ」


??!?!


「何ガンつけてんの?」


と、他校のヤンキーに絡まれてしまった。

さらに残念なことに、僕のスクールバッグには


喧嘩上等


と書かれていた。

f:id:hideyoshi1537:20180905204045j:plain

こういうやつに白いペンで「喧嘩上等」と書いていたのだ。


男たるもの、常に死を覚悟して道を歩かねばならない。

敵に背を向けるは武士の恥。


ヤンキーに絡まれた僕は、迷うことなくこう言った。


「すんませんでしたァ!!!」


闘うことなく敗れたのである。

この辺のヤバいやつに絡まれたときにすぐ逃げる癖は、大人になってからも全く変わっていない。


関連記事:「『韓信の股くぐり』って知ってるか?」


ダイの大冒険のアバンストラッシュ

あの時代の少年で「アバンストラッシュ」を撃ったことがない者はいなかっただろう。

アバンストラッシュとは大ヒット漫画『ダイの大冒険』の必殺技である。

f:id:hideyoshi1537:20180905212214j:plain

あるときはホウキを剣にして、

あるときはバッドを剣にして、

誰もがアバンストラッシュを放っていた。


ドラゴンクエストが社会現象になるほど売れた時代である。

『ダイの大冒険』はドラゴンクエストの世界観をそのまま漫画に落とし込んだ名作だ。

ドラクエの呪文もそのまま出てくるし、ダイの大冒険のオリジナル呪文「メドローア」は公式のドラクエにも取り込まれた。


ダイの大冒険はドラクエのようにレベルが上がっていく。

漫画の世界の強敵を倒すにつれて、どんどん強力な技を使えるようになっていくのだ。


僕たちはみんなドラクエをやり込んでいたため、勇者がレベル42でギガデインという雷系の最強呪文を覚えることを知っていた。

いずれ主人公のダイがギガデインを使うんだろうなと思ってワクワクして読んでいたら、最初にギガデインを唱えたのは「バラン」という主人公の父親であった。


f:id:hideyoshi1537:20180905223053j:plain


「父親が伝説的な存在」

というのは少年漫画の鉄板設定である。


あのNARUTOの父親だって偉大なる四代目火影だったわけだし、幽遊白書の幽助の父親は雷禅である。


f:id:hideyoshi1537:20180905232254j:plain

父親がめちゃくちゃショボかったのはドラゴンボールの悟空の父親であるバーダックぐらいだろうか。


f:id:hideyoshi1537:20180905233014p:plain


『ダイの大冒険』はヒーロー漫画の王道をゆく。

このダイの登場シーンなどはいかにも


ヒーロー見参


という感じがしないだろうか。


f:id:hideyoshi1537:20180905223421j:plain

めちゃくちゃカッコよくない?

僕はこういうシーンを読んで痺れていたんだ。


ジャンプ漫画は編集によって最終回を延ばされて、最後がグダグダになってしまうことも多いのだが、

ダイの大冒険は本当にすごく綺麗に終わった漫画だと僕は思う。

大魔王を倒して最終回を迎えた。

ドラクエで全クリしたときみたいに。


綺麗で矛盾のないストーリーで、今読み返しても素晴らしいと言える名作である。


るろうに剣心の真似をしてたら職員室に親を呼ばれた

僕が中学生の頃、ジュディ・アンド・マリーというバンドが流行っていた。

アニメ「るろうに剣心」のオープニングに使われていたのがジュディマリの「そばかす」である。

久しぶりに検索したら思わず聞き入ってしまった。

YUKIが若い。

時の流れをしみじみと感じる。


水曜日はいつも、ブラウン管テレビの前に座りながら「るろうに剣心」のオープニングを楽しみにみていた。

アニメが19時30分に始まっていた時代だ。


名作の条件は「敵が魅力的であること」である。

ハンターハンターのメルエムや、ドラゴンボールのフリーザ。

名作には必ず、魅力的な敵がいた。


「るろうに剣心」には魅力的な敵がたくさんいる。

  • 刃衛
  • 斎藤一
  • 瀬田宗次郎
  • 志々雄真

どの敵も惚れ惚れするほどキャラが立っていた。


主人公の剣心は幕末の頃の「人斬りだった自分」は封印して生きていた。

が、ヒロインである薫が「刃衛」という敵にさらわれた。

薫が殺されそうになった瞬間、剣心が覚醒。


f:id:hideyoshi1537:20180905225420j:plain


「幕末の頃の自分」に立ち戻ったのだ。

このシーンはまさに悟空が超サイヤ人になったときのようなもので、

こうやって覚醒した主人公は絶対に負けない。


f:id:hideyoshi1537:20180906081552j:plain



「人斬り時代のマジで剣心はやべぇ...


目つきが...違う!」


と、誰もが思った。

そしてめちゃくちゃ憧れた。


中学二年生だった僕は厨ニ病にかかり、剣心を目指してしまったのだ。


例のごとく掃除用具入れからホウキを取り出し、クラスの友達と斬り合いをして遊んでいた。

敵が「牙突」という技で僕を倒しにきたので、それをかわし、


龍翔閃


という下から突き上げる技をかけた。


f:id:hideyoshi1537:20180905233346j:plain


ホウキでは威力が出ないので、膝蹴りで下から突き上げるように蹴り飛ばしたら

その友達のケツの骨を損傷し、大問題となった。


幸い大事には至らなかったが、親も一緒に職員室に呼ばれ、大変な思いをしてしまった。

後でその友達の家にはゲームを持って謝りにいった。


バトル系の漫画に影響されやすい少年は、なんでも真似して遊びたがる。

僕は特に漫画に影響されてしまい、色んな友達から馬鹿にされていた。


「お前はすぐ影響されるなw」



あの頃はそれが恥ずかしかったけど、今ではむしろ誇りに思う。

大事なことは全て、漫画から学んだ。

あの頃何度も何度も繰り返して読んだ漫画は、30歳を過ぎた今でも僕の中で生きてる。


厨二病としてね。


ちなみに緋村剣心のモデルとなったのは「人斬り彦斎(げんさい)」と呼ばれた維新志士・河上彦斎である。

僕が「るろうに剣心」を読んでいた中学時代は、明治がどんな時代だったのか、

幕末が何だったのかなんて何もわからなかったけど、

いま改めて「るろうに剣心」のwikipediaを読むと、登場人物の背景がわかって面白い。


関連記事:房野史典さんの『超現代語訳 幕末物語』がめちゃくちゃ良い本だったから、歴史に興味がある人はみんな読んでほしい



ペナントレース やまだたいちの奇蹟

この漫画はみんな知らないだろう?

『ペナントレースやまだたいちの奇蹟』は1991年から1994年に連載された野球漫画である。

f:id:hideyoshi1537:20180906082021j:plain

作者のこせきこうじさんのwikipediaを読んでみたが、「やまだたいち」以降はヒット作には恵まれていないようだった。

が、「やまだたいち」は面白い。

漫画のストーリーは2パターンある。

1つ目は、最初から超人的な能力を持つ人間が主人公であるパターン。

るろうに剣心とか、ドラゴンボールがわかりやすい例だ。


2つ目は、主人公が凡庸だが、努力して成長していくパターン。

ジャンプではないが、「はじめの一歩」とか「エリアの騎士」が分類的には近いだろう。

f:id:hideyoshi1537:20180906085536j:plain


「やまだたいちの奇蹟」は


「野球への愛だけは誰よりも強い凡庸な主人公が、がむしゃらになって、周りを巻き込んで最弱の球団を優勝に導く」


というストーリーである。


何の取り柄もなかった主人公が、無気力で何のやる気もなかったメンバーのハートに火をつけ、たびたび奇蹟を起こしてきた姿に僕は何度も涙したものだ。

「双子の弟がめちゃくちゃすごいピッチャー」

という設定は、みんなご存知の「タッチ」に通じるものがある。


アイズの伊織ちゃんに恋をした

童貞だった中学時代、僕はある漫画のヒロインに恋していた。

彼女の名前は伊織ちゃん。

f:id:hideyoshi1537:20180906085821j:plain

僕はこの漫画を読みながら主人公の瀬戸に自分を重ね、伊織ちゃんとデートした気分になっていた。

関連記事:昔、I"s(アイズ)という伝説の漫画があったことを忘れないでほしい


作者の桂正和さんはモテない男の心を掴むのが神がかり的に上手なのだ。


伊織ちゃんと瀬戸がどうなるのか?

いや、伊織ちゃんと「瀬戸に憑依した僕」がどうなってしまうのか


毎週毎週楽しみにしていた。

ドキドキしながらページをめくった。


たしかに非モテは不幸だが、こういう妄想を膨らませて幸せになれるのは非モテの特権だと思う。


誌面で伊織ちゃんが笑うだけで幸せな気持ちになれてしまったのだ。

f:id:hideyoshi1537:20180906090335j:plain


この頃のジャンプには「いちご100%」というオタクが好きそうな恋愛漫画もあったのだが、僕の中では「アイズ」の圧勝だ。

f:id:hideyoshi1537:20180906212807j:plain


アイズは残念ながら連載をダラダラ引き延ばしてしまった結果、伊織ちゃんが芸能人になったあたりから話がおかしくなってしまった。

僕は普通の高校生活を送って、普通に瀬戸と結ばれてハッピーエンドでよかったと思う。


アイズを読んでいた中学時代。

いつか僕にとっての伊織ちゃんが現れるかなぁと妄想していたが、現実はそんなに甘くなかった。

恋愛漫画の主人公のように、

「冴えない男が学年一の美女と付き合う」

なんて奇跡は起こらない。


僕たちは奇跡を期待せずに、自分から愚直に行動を起こしていくしかないのだ。


関連記事⇛男性作者の恋愛漫画は男に都合の良い妄想で、女性作者の恋愛漫画は男に関しては割とリアルな件


みどりのマキバオーとダービースタリオン

f:id:hideyoshi1537:20180906201421j:plain

この鼻がでかい生物はである。

つの丸先生といえば、「モンモンモン」というふざけた猿の漫画を描いていたお方で、

マキバオーも最初はギャグ路線を歩んでいた。


が、途中からはガチの競馬レース漫画として成長していった。


カスケード


と呼ばれる宿命のライバルと出会ったあたりから、漫画の路線がガチの競走馬路線にピポッドしてきた。

そしてあの頃の小学生はみんな、手に汗握りながら”白い奇跡”マキバオーの活躍に釘付けになっていたのだ。


f:id:hideyoshi1537:20180906202235j:plain



余談だが、マキバオーが流行っていた頃、スーパーファミコンのダビスタにハマっていた。

f:id:hideyoshi1537:20180906202025j:plain

白い毛の馬が生まれるのは非常に珍しく、たまたま白毛の馬が生まれたら皆必ず


マキバオー


と名付けたものだ。

僕はダビスタを通じて血統の大切さを学んだし、

お金がなければ何もできないという世の中の厳しさを知った。


僕は悟空になりたかった

もはや説明不要だろう。

幼稚園では「ドラゴンボールごっこ」が流行っていて、

ガキ大将がいつも悟空の役を取っていた。


僕は大将の後にひっつく子分のような存在で、おこぼれで「悟飯」という主人公の息子の役をもらっていた。


f:id:hideyoshi1537:20180906202436j:plain

ドラゴンボールほど日本の少年たちに多大なる影響を与えた漫画はないだろう。

30歳以上の男は全員ドラゴンボールを知っているし、

セル

f:id:hideyoshi1537:20180906203232j:plain

とか

魔人ブウ

f:id:hideyoshi1537:20180906203246j:plain

といえば、誰もが同じキャラクター像を思い浮かべることができる。


ドラゴンボールはもはや、男の中での共通の話題、すなわち教養として機能していたのである。


幼稚園から小学校低学年の間、誰もがかめはめ波を撃とうと構えたことがあるだろう。


はああああああああ


と気を溜めて、


ハーーーーッ!!!


と撃つ。

f:id:hideyoshi1537:20180906203316j:plain


女子からすると何がなんだかわからないかもしれないが、僕たちはみんな、本当に全員が悟空になりたかったのだ。


アラサー男との合コンで話題に困ったらぜひ、ドラゴンボールの話をしてみてほしい。

みんなが知ってる共通の話題だからだ。


今の20代は知ってるかどうかはわからない。

幽遊白書の霊丸を輪ゴムで飛ばした


幽遊白書の戸愚呂といえば、僕たちが永遠に忘れられない敵キャラだろう。


戸愚呂100%


という言葉はあの頃の流行語にもなった(僕たちの中で)

f:id:hideyoshi1537:20180906203532j:plain


主人公の浦飯幽助の必殺技は


霊丸


と呼ばれる霊気の球を発射する技である。

f:id:hideyoshi1537:20180906202847j:plain


僕たちは皆、霊丸を撃ちたくても撃てなかったので、

指先から輪ゴムを発射して遊んでいた。


輪ゴムを4本だけ持って、

敵を見つけたら


霊丸ーーーーッ


と言って輪ゴムを撃ち込むのだ。


作者の冨樫義博先生はこの頃から印象的なセリフを残している。


僕が今になって思い出すのは仙水と呼ばれる敵キャラのセリフだ。


f:id:hideyoshi1537:20180906204100p:plain


「オレは花も木も動物も好きなんだよ

嫌いなのは人間だけだ」


オレは人も仕事も好きなんだよ

嫌いなのは会社だけだ。


幽遊白書は初めの方は

「ヤンキーが幽霊になって人助けするちょっといい話」

がメインだったが、幽助が復活して霊界探偵として活躍するようになってからは、

王道のバトル漫画へと成長していった。


作者の冨樫義博さんが描きたかったのはバトルなのか、

それとも練り込んだショートストーリーだったのかはよくわからない。


もしかしたら、幽遊白書の次に描かれた「レベルE」という漫画こそが、

冨樫が最も描きたかったストーリーだったのかもしれない。


スラムダンクを読んでバスケを始めた

小学3年のときに、スラムダンクを読んでバスケを始めた。

ここでバスケを始めたことが、僕の人生にとっての大きなターニングポイントだった。

スラムダンクの流川楓に憧れて、家の外のリングに向かってひたすらシュートを撃ち続けた。


f:id:hideyoshi1537:20180906210159j:plain


中学、高校、大学と青春のほぼ全てを捧げてきた。


たくさん練習した。

泣きたいくらい悔しいこともあった。

叫びたくなるくらい嬉しかったこともあった。

バスケを通じてたくさん友達ができた。


バスケが僕の基礎を作ってくれた。


スラムダンクは僕の原点となった漫画である。


関連記事⇛スラムダンク勝利学を紹介した記事


バスケ経験ゼロの桜木花道が、一目惚れした晴子さんに好かれるためにバスケを始めた。

f:id:hideyoshi1537:20180906211509j:plain

驚異的な身体能力を持つものの、スキルはゼロ。

そんな素人同然の桜木花道が、試合を通じて信じられないほど成長していく。


最初は晴子さんに好かれるためだけにバスケを始めた桜木花道だが、

山王戦の最後の最後、本音でバスケが大好きだと告げた。

f:id:hideyoshi1537:20180906211652p:plain

大好きなバスケで、チームのために選手生命をかけて最後の試合を戦い抜いたのであった。



さて、数々の名シーンを誇るスラムダンクだが、

我々スラムダンクファンが最も泣いたのは、ミッチーこと三井寿が泣きながらバスケへの想いを語ったシーンだろう。

f:id:hideyoshi1537:20180906211005j:plain


「安西先生...

安西先生...!!!

バスケがしたいです......」


日本中が涙した名場面である。

いまこのブログを書きながら、この一コマだけで涙が出てきた。


「最後まで......

希望を捨てちゃいかん

あきらめたらそこで試合終了だよ」


「諦めたらそこで試合終了」


という安西先生の言葉は、日本中のファンの胸に深く刺さった。

今でもみんな覚えている名台詞である。


スラムダンクが終了して20年が経った。

「あひるの空」や「DEAR BOYS」など、それなりにヒットしたバスケ漫画もあるが、

スラムダンクを超えるバスケ漫画は未だに登場していない。

ネットで他人の批判ばかりしている人のモチベーションはどこから沸いてきているのか

$
0
0


ツイッターには色んな人がいる。

細々と日常を綴る人や、ネタに走る人。

商売につなげる人や、エロにつなげる人。


タイムラインはさながら戦国時代のようで、

眺めると毎日誰かが喧嘩をしている。


ツイッターには稀に


発信するコンテンツの8割以上が何かの批判


となっている人もいる。

毎日毎日、自分の思想に合わない人をこき下ろし、

なんとかダメージを与えようと画策している。


もちろん「おかしい」と思ったことを批判するのは全く悪いことではない。

健全な批判はコンテンツの成長にもつながるだろう。


しかし、世の中にはもはや健全とは言えず、「イチャモンのレベル」でひたすら批判ばかりしている人もいる。

彼らはなぜ、毎日怒り続けているのか。

なぜ誰かを批判せずにはいられないのか。


彼らのモチベーションはどこから沸いてきているのかを考えた。

共通の敵の悪口を言うことで連帯感を得る

批判のモチベーションの源泉を考えたとき、真っ先に思い出したのは小学校時代の出来事だった。


「宮田」

という少年は、いつもヒソヒソと誰かに耳打ちをして、誰かの悪口を人に見えように(でも聞こえないように)言っていた。


宮田に悪口を言われることを恐れた他の生徒は徐々に、彼に逆らわなくなっていった。

宮田は特定の誰かの悪口を言うことで「共通の敵」を作り出し、自分の仲間を集めていった。

仲間たちは宮田に悪口を言われないことで「安心感」を得ていたのだ。


ネットで特定の誰かの批判する人たちの間にも、同じような連帯感があるのではないだろうか。


フェミニスト界隈は男を叩くことで仲間内の絆を育んでいるし、

反原発界隈も同じだ。


「共通の敵」を作ることで、味方を増やすことができるのだ。


僕は自分自身が小学校のときに一時的に、「共通の敵」扱いされたこともあり、

あのときの屈辱感から「共通の敵」を作る手法があまり好きではない。


どちらかというと、


「一緒に婚活頑張ろうね」


みたいに、前向きな目標を共有して絆を深め合う婚活界隈のような雰囲気のほうが好きだし、応援したい。



関連記事⇛ネットで他人の悪口ばかり言ってる人の思考回路はだいたい3パターンに分類できる。


尊敬を集めて、ポジションを得る


「これが正しい」


と言い切るよりも


「お前の言ってること、おかしいやろ」


と批判するほうが難易度は低い。


特にツイッターのような短文しか投稿できないツールだと、論理的におかしな部分を指摘しやすい。


ツッコミどころを目ざとく見つけ、的確な言葉で批判することで、


「賢くて鋭い頭脳を持った人」


という印象を周りに与えることができる。

特にアンチが多い人を批判すると、周りがこぞって賛同してくれるので批判の効果が高い。


「鋭い印象」は何かを批判するたびに強まっていき、

徐々に


「この人の言うことは正しい」


というイメージが作られていく。



「さすが○○さんですね!」

「○○さんの視点は勉強になるなぁ」

というように、ネットで周りの尊敬を得られるポジションを得るためには、コツコツと人のためになる情報発信を続ける必要がある。


しかし、「わかりやすい何か」を批判すれば、「さすが○○さん」までの道をショートカットできる。

というのも、批判対象がどんどんネタを生み出してくれるからだ。

自分でゼロから考えなくても、元からある素材にツッコむだけでコンテンツを作ることができてしまう。


「批判」は周りの尊敬を得るための一種の露出戦略でもあるのだ。

批判している方は叩かれにくいし、安全だということもあるだろう。

しかし僕がこれまでネットを見てきた限り、

批判ばかりしている人が多数派となって、たくさんのファンを獲得する事例は少ない。


批判する人たちが集まったグループのようなものができることは多いが、

やはりポジティブな人の方が熱心なファンはつきやすいように思う。


「自分のスタンスを表明する」という意味で批判は有効ではあるが、

どこかのタイミングで「他人のネタを叩く」ことから脱出して、

自分のオリジナルのコンテンツを発信しないといけないフェーズがくるだろう。



関連記事⇛ネットの批判への向き合い方とその対処方針


怒りのはけ口として叩く人

世の中には何かを批判し続けていないと生きていられない人もいる。

常に何かに対して怒っていて、何かに対して文句を言っている。

  • 脱原発
  • フェミ
  • アベ政治を許さない
  • プロブロガーを許さない

など、色んな批判団体があるが、最初はみんな真っ当な批判をしていたはずなのだ。


誰も声を上げない「世の中のおかしなところ」を汲み取って、

批判によって正しい道に導こうとしていたはずなのである。


が、批判ばかりしている人の中には、途中で「批判自体が目的」となってしまう人もいる。

批判の化身、怨念の塊のような存在になってしまうのだ。


そうなると、徐々に発言が支離滅裂となってきて、

全ての事象を批判に結びつけるようになってくる。


f:id:hideyoshi1537:20180908113258p:plain


異常気象は原発のせい。

私がチヤホヤされないのは頭がおかしい男のせい。

ネットが息苦しいのはプロブロガーのせい。

自分の人生がうまくいかないのはアベ政治のせい!



というように、気に食わないことがあるとなんでも

「○○のせい!」

と結びつけるようになってしまう。


これが批判に取り憑かれた人間の末路である。


皆、初めは自分の正義をぶつけているだけなのだ。

批判している人はいつだって、「自分の正義」を貫いていて、自分が正しいと信じている。


それがいつの間にか、正義の行使が目的となって、

真っ当な批判とイチャモンの区別がつかなくなってくる。


とにかく批判しないと気が済まなくなってくる。

批判に取り憑かれた人生となる。


これはある意味、呪いである。


何かを批判しなければ、自分の存在意義を確かめられないのだ。


関連記事⇛ネットで叩く人の心理は「嫌われる勇気」で説明されている


”自分が”ネットで悪口を言っても良いことはない


最後に、この記事読んでくれた読者にメッセージを送りたい。

読者のみんなは「自分が得するように」行動を選んでほしいなってこと。


インターネットを長くやってきた僕の経験上、誰かを名指しで批判して良いことはほとんどない。


後々何かのきっかけでチャンスに恵まれたとしても、


「過去に名指しで批判してきた無礼者」


という一事のせいで、チャンスが消えてしまうかもしれない。


僕たちの感覚がまともであれば、自分が


「なんやこいつ!?」


と思ったときは他の人も


「なんやこいつ!?」


と疑問を抱いてくれている。


自分が批判しなくても、他の誰かが叩いてくれるのだ。


だから、僕たちは”自分が”声を上げて誰かを批判する必要はない。


ネットユーザーの多くは、ネットの恨みを甘く見過ぎている。

ちょっとした言動をずっと根に持たれることだってあるのだ。


誰かにチクチクと悪口を言われ続けるのは辛いだろう。


よっぽど我慢できない場合を除き、自分からはできるだけ批判しないようにしよう。

おかしな人は自分が批判しなくても、他の人が勝手に批判してくれるから大丈夫。


この記事を読んでくれた読者のみんなは、なるべく人の恨みを残さないように行動を選んでほしいな。


関連記事⇛ツイッターで炎上したときの対処方法を考える

ハンターハンター連載再開に向けて「暗黒大陸編」のストーリーを整理してみた

$
0
0

ハンターハンターの連載再開のニュースを見ました。

ハンター×ハンターの連載再開が決定 ネットでは「欅坂ありがとう」

2018年4月2日の『週刊少年ジャンプ』18号から休載されていて、5ヶ月ぶりの復活です。


さて、今回の話は「暗黒大陸編」

長い休載の後はストーリーを追いかけるのが大変ですが、正直今回はしんどかった。


「蟻の王メルエム」のようなわかりやすい敵がいるわけでもなく、バトルに勝てばOKという展開でもないため、

細かい設定もしっかり読み直さなければ話が全く頭に入ってきません。

複数のストーリーが同時並行で動きまくっているのも「暗黒大陸編」の特徴です。


せっかくのハンターハンター復活です。

ここで改めて、暗黒大陸編に関係する主だったストーリーを整理してみましょう。

暗黒大陸とは

No.340「特命」にて、中国を思わせるカキン帝国のホイコーロ国王が暗黒大陸への進出を宣言しました。

f:id:hideyoshi1537:20180909194053p:plain
HUNTER×HUNTER 32巻より


暗黒大陸とは、世界地図の外側の世界のことです。

暗黒大陸は人類最大禁忌の絶対不可侵領域であると言われています。


幽遊白書でいうと「魔界」

ドラクエでいうと「裏の世界」

といったところでしょう。


人類の世界は暗黒大陸中央にある巨大湖メビウスの中に位置しています。


f:id:hideyoshi1537:20180909231236p:plain
HUNTER×HUNTER 33巻より


現在では「案内人」なしではメビウス湖の限界境界線すら越えられないのが実情です。

案内人とは暗黒大陸を出入りするための「門番」を召喚する亜人種です。

人類と大陸とのパイプを持つ魔獣族で、彼らとの交渉なしに暗黒大陸への渡航は困難と言われています。

ちなみにこの案内人はまだ本編では登場していません。


人類が大陸へ進出しようとする度、大きな災いがふりかかったと古文書や遺跡に記されていて、

近代5大陸(V5)によって不可侵条約が締結されたのが200年以上昔の話です。


そんな禁忌を破り、新興国のカキン帝国が暗黒大陸に進出を宣言したのです。


No.339「静寂」で暗黒大陸に行くために必要なものが4つ述べられています。

  • 許可
  • 手段
  • 資格
  • 契約


No.339の時点でジンはまだ何も手に入れていませんでした。


「特別渡航課」と呼ばれる、暗黒大陸への渡航の権利を管理する組織があります。

全大陸の特別渡航課を束ねる特務課に配属された新人の業務の説明が描かれていました。

彼らの業務は平たく言うと、


「誰も新世界へ行かせない」


ことです。

新世界の門番は無礼な輩を最も嫌うからです。


f:id:hideyoshi1537:20180909223356p:plain
HUNTER×HUNTER 33巻より


なぜ特務課は新世界に無断で行こうとする者を止めようとしているのでしょうか。

それは新世界から人類が持ち帰ってきた”厄災”が恐ろしすぎるからです。

人類は新世界に挑戦するたびに人類滅亡級の厄災を抱えて敗走してきました。


かつてV5はハンター協会を避けて独自の調査団を秘密裏に作りました。

その調査団の専門家の一人として、ハンター協会元会長の息子・ビヨンド=ネテロも帯同していたのです。

目的はメタリオンと呼ばれる錬金植物を持ち帰ることでした。

が、未踏ルートを探検することにこだわった結果、新たな厄災(ゾバエ病)を抱え、多大な犠牲者を出して戻ってきたのでした。

その他、本編で描写されていた厄災の例は、

  • 縄状に捻り殺された人間
  • 自給自足で50年近く生きる元人間(おそらくゾバエ病)

などです。

『新世界紀行』には人類が暗黒大陸から持ち帰った5大厄災についての記述があります。

  • 謎の古代遺跡を守る正体不明の球体 兵器 ブリオン
  • 欲望の共依存 ガス生命体 アイ
  • 殺意を伝染させる魔物 双尾の蛇 ヘルベル
  • 快楽と命の等価交換 人飼いの獣 パプ
  • 希望を騙る底無しの絶望 不死の病 ゾバエ病

f:id:hideyoshi1537:20180909230829p:plain
HUNTER×HUNTER 33巻より


新人が国際環境許可庁の地下で見た「50年以上自給自足で生きる生き物」はおそらくゾバエ病にかかったヒトでしょう。

ちなみにキルアの妹であるアルカも暗黒大陸出身です(コミックス33巻に書かれてます)


大陸のリターンは以下のようなものがあります。

  • 水に沈めると発電する鉱石 無人石
  • 万病に効く香草
  • 究極の長寿食ニトロ米
  • あらゆる液体の元となり得る三原水
  • メタリオンという錬金植物

前ハンター協会会長であるアイザック=ネテロは新大陸をこう説明します。


ワシは若い頃二度だけ新世界に足を踏み入れたことがあるが

そこで求められた強さはワシが目指すそれとは少し違っていた


ワシの求める「強さ」には相手が必要だった

言うなれば勝ち負けのある個としての「強さ」じゃな

だが新世界にあるのは個人の勝ちなど存在しない厳しい自然との格闘のみじゃった

f:id:hideyoshi1537:20180909234302p:plain
HUNTER×HUNTER 33巻より


「ここはデカすぎる」


会長のこの話から推察するに、今回の暗黒大陸編では最終的にはメルエムのような「ボスキャラ」は存在せず、

「冒険」がメインストーリーとなるのではないでしょうか。


「戸愚呂を倒す」

とか、

「黄泉と軀に勝つ」

みたいな話にはならないでしょう。


一同は、カキン帝国が製造した巨大輸送船「ブラックホエール1号」に乗って、新大陸を目指します。

20万人収容できるこの船には、ビヨンド=ネテロと共にホイコーロ国王と14人の王子も乗船します。


この14人の王子もまた、「王位継承戦」で暗黒大陸のストーリーに深く関わってきます。

王位継承戦編ではクラピカが主役となります。


ビヨンド=ネテロとは何者か


暗黒大陸進出にあたって、カキン帝国は総責任者を擁立しました。

その総責任者の名は


ビヨンド=ネテロ


伝説のプロハンター、ハンター協会元会長であるアイザック=ネテロの息子です。

f:id:hideyoshi1537:20180909193751p:plain
HUNTER×HUNTER 32巻より

英語でビヨンド(beyond)は「〜を超えて」という意味があるので、ネテロ会長を越えていると暗に示しているのではないでしょうか。

ビヨンド=ネテロは演説でこう語ります。



敬愛する我が父君は常々こう説いた

「挑戦を止めた時が人生が終わる時」だと

神話を読み解き遺跡を巡れば

太古の昔 我々の祖先が大陸から渡来したことは明白


故郷の地に足を踏み入れる前に 立ちふさがる数々の障害は

このオレが 取り除いてみせよう


年令、性別、国籍、職業、人種、一切を問わない
可能性は須らく誰しも等しく持つべきだ


挑戦する心を持つ者をオレは一切拒まない

新天地を目指す者は全て大切な我々の家族だ


各々の個性にあった役割が必ずある!

必要なのは一歩踏み出す勇気のみだ!

集え!カキンへ!

行こう!新天地!!

必ずオレが 連れて行く!!

f:id:hideyoshi1537:20180909193943p:plain
HUNTER×HUNTER 32巻


32巻でビヨンド=ネテロの人間性を物語るエピソードが描かれています。


V5の言うとおりにして”外”に行くためには

  • V5直轄運営の外来渡行許可庁に申請を出す
  • 許可庁に申請するために申し込み手続きを行う
  • その後、1ヶ月契約と説明で拘束される
  • 特別渡行課の課長に会うためには国会ギイの紹介状が3枚必要

などのややこしい手続きが山積みとなります。

ビヨンド=ネテロはそんな申請など知らん!と跳ね除け、自由な身として暗黒大陸に行くことを仲間に宣言したのです。


オレは誰も行ったことの無い場所へ行き!

誰も会ったことのない連中に会い!

誰も触れた事のない物を手に入れる!

何人にも束縛されず!

好き勝手に堂々と

未踏を舐る!

f:id:hideyoshi1537:20180909222530p:plain
HUNTER×HUNTER 32巻より


実に主人公っぽいセリフですね。

なぜ今になって突然ビヨンド=ネテロが現れたかというと、

彼は一度暗黒大陸に挑戦して敗れており、その際にハンター協会会長から


「ワシが死ぬまでは再挑戦は許可しない」


と枷を与えられていたからです。

アイザック=ネテロが死んで枷が解けたので、今になって新大陸挑戦を引っさげて公の舞台に姿を現したのです。

このように何十年も前から新大陸挑戦の準備をし続けた夢想家は人類で二人だけ。


ビヨンド=ネテロとジン=フリークスです。

f:id:hideyoshi1537:20180909225400p:plain
HUNTER×HUNTER 33巻より


ハンター協会 vs ビヨンド=ネテロ

ハンター協会の元会長アイザック=ネテロは死ぬ前にDVDを遺していました。


「オレの子供だと名乗る者が公の場に現れたら

”十二支ん”全員でこれを見ろ」


そのDVDの内容は、


「息子よりも先に暗黒大陸探検を成功に導いてほしい」


というものでした。

達成条件は暗黒大陸より抱えた「厄災(リスク)」の何れかを攻略し、「希望(リターン)」を持ち帰ること。

難易度は文句なしのA。


実質的に指令であるため、"十二支ん"は従うことに決めます。


DVDの話と同時にハンター協会にV5から直々に特命が来ました。


「ビヨンド=ネテロをハントせよ」

と。


"十二支ん"は迷います。

ビヨンド=ネテロをハントする意味はあるのか。

V5は正しいのか。


迷っている間になんと、ビヨンド=ネテロ本人がハンター協会に現れます。

f:id:hideyoshi1537:20180909230423p:plain
HUNTER×HUNTER 33巻より


「V5に連絡してくれねェか?

ビヨンド=ネテロを捕えたってな」


「ギブアンドテイク といこうぜ」


ビヨンド=ネテロの目的はなんだったのでしょうか。

自ら拘束されつつも、こう宣言します。


「オレは解放され

十二支んはオレと共に暗黒大陸を目指す事になる!」


V5の表向きの目的は、新大陸進出を目論むカキンを止めることです。

ハンター協会にビヨンド捕獲を依頼し、説得工作させるつもりでした。


では、V5の本音は?

どうせカキンを公に止める手段は限られている。

それならカキンをV5に迎え入れ、

「V6としてカキンの渡航を他の五カ国が裏でサポートする」

という形を取りたい。

カキン国王の名前は新大陸の開拓者として公式に歴史に記す。

その代わりに、リターンの分配は6等分であるとカキンに認めされたい、というものです。


ビヨンド捕獲の真の目的も、

「ハンター協会にビヨンドを見張らせて威厳を保ちたい」

程度のものでした。

ビヨンドは「ハンター協会の監視付きの渡航なら認める」とV5は言うはずだと予言しています。


ハンター協会としては、ビヨンドを監視しながら暗黒大陸に向かい、

「5大厄災を攻略し、リターンとなる人類財産を持ち帰ること」

が目的です。

ビヨンドはハンター協会の拘束を逃れ、自由に暗黒大陸を探検するのが目的です。


これでやっと、ハンター協会 vs ビヨンドの構図がわかりやすくなりました。


ハンター協会からビヨンドへの条件は

  • 24時間監視付きの部屋での生活
  • 協会への反抗は一切許さない
  • 追跡装置付きリングとの二重体制で所在を把握
  • ビヨンドの行動によって生じた全ての取得物はV6に帰属する
  • あらゆる媒体での情報開示を禁ずる


この条件を飲んだビヨンド=ネテロはこう言います。


これでお前たちの「許可」を得た。

残るは3つ。


これはジンが新世界に行くために必要なものを指しています。

  • 許可
  • 手段
  • 資格
  • 契約

の4つのうち、「許可」を得たということです。


ちなみにジンとパリストンが抜けた”十二支ん”には、新たにレオリオとクラピカが加わります。


クラピカは相変わらず殺された仲間の緋の目を探していました。

協会側は「緋の目の持ち主を特定した」と言って、クラピカを十二支んに誘ったのです。

持ち主はカキンの第4王子 ツェリードニヒ=ホイコーロです。

ホテルで女の子を引っかけて部屋に連れ込み、無残に傷つける頭のおかしな奴です。

十二支ん側は、「船上ではクラピカの都合を優先してもいい」と言って説得していました。


で、わかりやすかった構図にもう一つミッションが加わります。

パリストン側のスパイである「サイユウ」を新大陸到着直前に拘束することです。

新大陸(仮)に上陸直前でビヨンドに気付かれないようにサイユウを捕獲する必要があります。



パリストンとジン

「オレも仲間に入れろよ」

とビヨンドの一味に突然姿を現したのがジンでした。

f:id:hideyoshi1537:20180910014358p:plain


「今日からオレがNo.2だ

文句ある奴ァ前へ出ろ」


と突然現れて、突然の宣言。


本来、彼の目的は2つです。

ビヨンドへの協力とパリストンの抑止。


ただ、登場シーンはめちゃくちゃでした。


突然現れたジンに、元々いたパリストンの一味は抵抗を示します。


抵抗を示すメンバーに対して、ジンはこう言いました。


「ビヨンドが払う報酬の倍を前金で支払おう

他は全て今まで通りでいい」


後に、なぜこんな金を払うと言い出したのか説明するシーンがありました。


金に目がくらむ連中はいねーと思ったから

だから金を受け取ってくれる時はそれなりにオレを認めてくれる時だと思った


おそらく 嬉しかったんだ

同じようなバカがいっぱいいるってな

元々はオレがこっそり楽しみにしていた渡航計画に横ヤリが入ったみたいな感覚でムカついてたんだが

でもさらにさかのぼるとビヨンドの方がオレより先に挑戦してたわけだし


まぁ正直感情を整理し切れないままここに来たんだ

とにかく何か文句が言いたくてな...


でもここに来て最初にオレの口から出た言葉が

「オレも混ぜろ」だったのには自分でも少し驚いた


結局、パリストンの一味もジンを認めることになり、

ジンはビヨンド=ネテロの解放を手伝うことになりそうです。

カキン帝国の王位継承戦


「今回の渡航で生き残った1名を次期国王とする」

と王が宣言したことがきっかけです。

ルールは以下の通り。

  • セレモニー以前に候補者が死亡した場合、継承戦そのものが中止
  • 継承戦開始はブラックホエール号が出港する歳の長声一発が鳴り終えた瞬間
  • 王子一人につき船内の従事者15人まで連れて行くことができる
  • 生き残った唯1名が正式な王位継承者となる
  • 船は2ヶ月かけて暗黒大陸を目指す
  • 実際は新大陸(仮)までの渡航である


カキン王は8人の正妻をかかえ、14人の正室子がいます。

本編で登場している王子の一覧は以下の通りです。

  • ベンジャミン(第1王子)
  • カミーラ(第2王子)
  • チョウライ(第3王子)
  • ツェリードニヒ(第4王子、クラピカが倒したいやつ)
  • ツベッパ(第5王子
  • タイソン(第6王子、イズナビが警護)
  • ルズールス(第7王子、バショウが警護)
  • サレサレ(第8王子)
  • ハルケンブルグ(第9王子、抜きん出たスペックを持つが不遇だった。唯一認めるのはツェリードニヒだけ)
  • カチョウ(第10王子、センリツが警護)
  • フウゲツ(第11王子)
  • モモゼ(第12王子、ハンゾーが警護)
  • マラヤーム(第13王子、ビスケが警護)
  • ワブル(第14王子、まだ赤ちゃん。クラピカが護衛することになる)

権力も財力も有する上位の王子は施設の軍隊を持ち、今回の継承戦を歓迎しています。

王子たちは壺に血を一滴注ぐことで特別な力を得ることができます。

f:id:hideyoshi1537:20180910010201p:plain
HUNTER×HUNTER 33巻より


特別な力とは守護霊獣のこと。

自身を形どる器が守護霊獣なのです。

守護霊獣の正体は念獣です。

子孫繁栄を願う者が遺した強い念によって産み出されました。

取り憑いた者のオーラを糧とし、その者の人となりに影響を受けた形態・能力に変貌します。

ただし、本人が創り出したものではないため、自分の意志で動かすことはできません。



今回の王位継承線で6人の王子がプロハンターに警護要員を募集しました。

クラピカの目的はツェリードニヒに近づくこと。

王子の警護に潜入してもらうために、クラピカが協力を要請したのが5名です。

  • イズナビ(クラピカの師匠)
  • ハンゾー(クラピカの同期)
  • バショウ(ノストラード組)
  • センリツ(ノストラード組)
  • ビスケ(キルア経由で依頼)

クラピカが望むのは「第4王子ツェリードニヒをできるだけ近くで見るための有益な情報」です。


クラピカはツェリードニヒに近づくために、ハルケンブルグの護衛を望んでいましたが、

ワブルの母親であるオイトの


「ハルケンブルグ王子だと予想しやってきた者を望む」


という戦略に引っかかり、ワブルの護衛に当たります。


船の構造上、王子同士が接触するのは困難ですが、念能力を使えばそれぞれ殺し合うことは可能です。

f:id:hideyoshi1537:20180910013012p:plain
HUNTER×HUNTER 34巻より


ちなみにこの図では、十二支んの主だったメンバーは3、4層にいます。

1層にはビヨンド拘束室があります。十二支んは3人、ビヨンドを監視しています。


今回の連載再開はおそらく王位継承戦から始まります。

王位継承戦はとても複雑なので、別の記事でもまとめます。

幻影旅団 vs ヒソカ

王位継承戦が進むかと思いきや、冨樫義博 先生は熱いバトルを打ち込んできました。

ヒソカ vs 団長

です。

f:id:hideyoshi1537:20180910012514p:plain
HUNTER×HUNTER 34巻より


ヒソカはこの闘いで一度敗れたのですが、死ぬ直前に仕掛けた念によって蘇り、

ルール無用で幻影旅団を狩ることにします。


一方、ヒソカを始末したつもりの団長・クロロはカキンの船に乗って宝を奪う計画を立てています。

ヒソカ vs 幻影旅団の闘いは船の中に持ち越しとなったのです。

ドン=フリークス

300年以上前にたった一人でメビウス湖(無限海)沿岸をくまなく探検した男です。


狂人の妄想だと思われていた奇書『新世界紀行』という旅行記が数百年前に発行されました。

発行当時は空想小説の棚に並べられたほど。

今では特務課に配属された新人の仕事は、この『新世界紀行』を一文字余さず読むことです。

そこには人間が新世界に足を踏み入れた代償が描かれています。

その『新大陸紀行』には「東」と「西」があり、見つかっているのは「東」だけです。

西は一冊も見つかっていません。


ジンはまだ書いている途中なのではないか、と考えています。

本の著者の名前がドン=フリークスです。

f:id:hideyoshi1537:20180909234935p:plain
HUNTER×HUNTER 33巻より

大切なものは、ほしいものより先に来た

今回の話がスタートしたのはNo.338「樹上」からだと考えています。

f:id:hideyoshi1537:20180909192345p:plain
HUNTER×HUNTER 32巻

1784メートルの高さの世界樹の上で、ジンがゴンに語った話を紹介します。


───ジンがほしいものって何?


「今 目の前にないもの だな」


「オレはいつも 現在オレが必要としてるものを 追ってる」


「実はその先にある『本当にほしいもの』なんてどうでもいいくらいにな」


この話だけ聞いても、何がなんだかわからないでしょう。


ジンはかつて、王族の秘密を追っていました。

自分が行きたい場所に入るのにハンターが一番現実的だったから、ハンターになったのです。


ジンが行きたがっていた王族の埋葬施設の調査をする条件は、

  • 一切口外しないこと
  • 信頼に足る団体であること
  • 自費で調査すること

でした。


「金も名誉もいらないから ただ真実を知りたい」

という仲間を10人ほど集め、法人を設立し、王墓の調査計画を進めました。


つまり、

  • 現在オレが必要としているもの=仲間
  • 本当にほしいもの=王墓の真実


ということです。


念願かなって王墓の中に足を踏み入れた時、

ジンが一番嬉しかったのは、


「ずっと願ってた王墓の「真実」を目の当たりにした事じゃなく

いっしょに中へ入った連中(そいつら)と顔を見合わせて握手した瞬間だった」


と語っています。

この連中と比べたら王墓の「真実」はただのおまけ。

大切なものは ほしいものより先に来た、と。


では、今ジンが追っているものは何でしょうか?


世界樹の上でゴンとジンは話します。

世界で一番高い、1784メートルの木です。


でも世界樹の「真実」は「成長の止まった若木」です。

栄養が足りなくて、これしか育たなかった世界樹が、ゴンが登った世界樹だったのです。


本当の世界樹はマグマを吸って、山脈に根付き、大気圏を越えてなおデカくなる。


この世界の”外側”で。


そう、この世界の”外側”こそが今回の冒険の舞台である「暗黒大陸」なのです。

キメラアントも外側から来た外来種だったのです。


なんか戸愚呂が魔界でB級妖怪だったのと似てますね。


ジンは続けて語ります。


オレ達が知ってる「この世界」はとてつもなく大きな世界のほんの一部だ


と。


ジンがほしいものは今も昔も変わりません。


目の前にない「何か」なのです。



その「何か」が「暗黒大陸」なのでしょう。


世界樹でゴンと話している時点では、ジンは”外”に行くために必要なものは何も手に入れていませんでした。


道中を楽しんでいる最中だ、と言っています。


そしてゴンにこう言い残したのです。


道草を楽しめ 大いにな

ほしいものより大切なものが きっとそっちに ころがってる

f:id:hideyoshi1537:20180909192248p:plain
HUNTER×HUNTER 32巻


主人公のゴンはどうなった?

オーラが出ないと悩んで、ジンに相談していました。

ジン曰く、「オーラが出ていたけど視えなくなっただけだ」と。

普通に戻れただけで充分だろ?と話していました。


その話を聞いて、実家に帰ってミトさんと過ごしているくらいで、特に活躍なしです。


ナンパ塾の暴行事件は他人事ではない

$
0
0

ナンパ塾の塾長が逮捕された事件が一部で話題となった。

女性に大量の酒を飲ませて乱暴したとして、警視庁新宿署は準強制性交容疑で、女性の口説き方を教えるとうたうセミナー「リアルナンパアカデミー(RNA)」の塾長で会社役員の渡部泰介容疑者(42)と、受講生の住居不定、無職、大滝真輝(まさき)被告(29)=集団準強姦罪で公判中=を逮捕した。


“口説き方セミナー”塾長を逮捕 酩酊女性に乱暴容疑


ナンパ塾の是非や、ナンパ行為の問題点などがツイッターの一部で議論となっているが、この記事ではそこには触れない。


というのも、女性関係の問題は場合によってはブーメランになってしまう可能性もあるからだ。


弘法も筆を誤ったり、

猿も木から落ちたり、

どんな達人でも失敗することはあるのだが、

女関係は習字や猿と違い、筆を誤ったり木から落ちてしまうと、人生を棒に振ってしまう可能性がある。



高校の頃は硬派一筋、彼女以外の女とは遊ぶなんて考えもしなかった僕だが、

大学に入って悪い友達の影響を受けて、女遊びを覚えた。


今になって振り返ると、自分たちの飲み方、遊び方に問題がなかったとは決して言えない。


ベロベロになるまで酔っ払って、その勢いで致してしまったこともある。


大学時代の僕たちは愚かで向こう見ずで、そこにはたしかに


「ノリが良ければ勝ち」


みたいな空気があった。


ゲームで負けたら一気コール。


吐くまで飲んで、朝まで大騒ぎ、みたいな合コンを連夜繰り広げていた。

破廉恥だった。


もちろん、自分はベッドに入るときはいつも合意の上だと信じていたし、

相手もそう考えていてくれたと思ってる。


でも、そのとき酔っていたら、酔いが覚めたときにどう思い直すかは誰にもわからないのだ。


酔うのはいい。

でも酔った勢いは危険である。


そう。

もちろんナンパ塾の暴行は決して許されるものではない。


男同士でセックスの回数を競って、経験人数をトロフィーにして優劣を競い合うやり方は上品とは言えない。

男同士の競争が、セックスを焦らせる一因であることもよくわかってる。

厳しい競争の中で経験人数を増やそうと焦れば焦るほど、相手のケアが疎かになってしまい、リスクが高まってしまうのだ。



ただ、男女の関係は単純ではないケースもあることを忘れずにいたい。


女の子の気分次第で、


「合意じゃなかったことにされる」


場合だってあるのだ。


たとえば、彼氏に隠れてこっそり遊んでいた子が、あとで彼氏にバレたときに


「無理やり誘われたから」


なんて言い訳してたケースもあった。

まぁ、滅多にないけどね。


とにかく、運が悪かったら僕だって逮捕されていたかもしれない。


ナンパ塾の逮捕は他人事ではないのだ。

対岸の火事なんかじゃない。

自分にも起こり得ることなんだ。


ちょっと偉そうに、こんなツイートをしてしまった。


こんなツイートだけど、これは僕の本心だ。


周りにチャラい奴が多ければ多いほど、


赤信号 みんなで渡れば怖くない


的なノリで、正常な感覚が麻痺していってしまう。


「あいつはもっとひどかったから自分はまだマシだ」みたいに、普通の人の感覚と離れた基準で”性”を見てしまう。


それに、たくさんの女の子と色々と遊んでいると、一人ひとりの女の子の扱いがぞんざいになってしまうこともある。


ペアーズを2週間やってみた感想を語る。


この状態は本当に危険なのだ。


そして、危険の渦中にいるうちは、自分が危険な状況に置かれていることにも気付けない。

自分の周りでは「それが当たり前」のようになってしまっていることがほとんどだから。



僕たちは年をとるにつれて、失ってはいけないものも増えてくる。

一時の性欲で女性問題の過ちを犯してしまったら、自分の大切なものを失うことになってしまうかもしれない。

将来のチャンスも一緒に。

自分にも相手にも一生の傷が残ってしまうかもしれない。



だから女性関係はとにかく慎重に、薄いガラスに触れるように、丁寧に扱っていかなければいけないのだ。

僕たちの人生は、たった一度の性欲とは天秤にかけられないほど、重いものだと思うから。

同じように相手にとっても重みのある人生である。

人の人生にも傷を残さないように、慎重に接していかなければいけない。


こういう綺麗事は「言うは易く行うは難し」なんだけどね。

それでも決して忘れないように、慢心しないように、心に留めておかなきゃいけないと思うんだ。

また毒にも薬にもならない記事を書いてしまった。すまん。


若い頃モテてきた男はオッサンになるとどうなるのか

睡眠不足の心と体への影響をまとめる

$
0
0

一昨日は夜の3時までブログを書いていて、それからなかなか眠れず、4時半までベッドで苦しんでいた。

7時に出社しなければならないので、結局1時間半しか眠らずに家を出た。


出社するなりすぐにレッドブルとコーヒーを流し込み、


「眠らないのが俺の仕事だ」


と言わんばかりの気合いでデスクに向かった。


レッドブルを飲めば眠らずに済む。


が、不思議なことに、レッドブルによって起きていることはできても、脳は全然働かないのだ。


このブログではこれまでも散々睡眠について考察してきたが、

睡眠時間を削って【起きている】のは簡単である。

カフェインをぶち込んで、たまに運動しながら気合いを入れていればいい。


しかし、睡眠不足の状態で【起きて、頭を働かせる】のはとても難しい。


今日はせっかくなので、睡眠不足によって表れた身体への影響をまとめることにする。


言葉が出てこない

睡眠不足の影響がモロに出るのは言語能力である。

特に会話の場合は、瞬時に脳内で文章を組み立てて口から発する必要がある。

文章のようにじっくり考えて書き直すことができない。


睡眠不足だと、会話で必要とされる瞬発力が出せない。


脳の動きが鈍くになって、「次の言葉」が出てこなくなるのだ。


「あ〜、あ〜...、えっと...」


というように、言葉が継げなくなり、論理的に話すことができなくなる。


睡眠不足は思考の瞬発力・深さの両方に悪影響がある。


これはおそらく僕だけの問題ではないと思うのだが、どうだろうか?


明日、大事なプレゼンを控えている人。

明日、勝負したいデートの予定がある人。


口からスムーズに言葉が出てこないと困るはずだ。


よく眠ろう。

不安かもしれないが、勝負の前の日はしっかり寝たほうがいい。



ちなみに言語能力に関しては毎日の継続がとても大切で、

ブログなども一日書くのを休んでしまうと、ノッてくるまで時間がかかる。


正直、この記事を書くのもちょっと辛い。


ブログや書籍の執筆のように文章を書く人に限らず、

何かしらのアウトプットが求められる人は、

毎日ちゃんと眠って、頭がすっきりした状態で継続することが大切なのだろう。


規則正しい生活を侮るなかれ。


生活リズムは全てに通じているのだ。



「スタンフォード式 最高の睡眠」を得る方法。あるいは眠りの質の高め方について。


コミュニケーションが億劫になる


睡眠不足の悪影響はコミュ力にも及ぶ。


眠いときは人と話すのが辛くなるのだ。


僕の感覚だと、睡眠時間によって

  • 3時間以下→人と全く話したくない。眠い
  • 3時間〜5時間→人と話すのが億劫。辛い
  • 5時間〜7時間→特に気にならない。普通
  • 7時間以上→むしろ人と話したい。テンション高


という感じになる。


上でも書いたけど、大事なデートの前はみんなちゃんと眠ってほしい。

言葉が出てこないと、目の前の女の子を口説くこともできない。

気持ちを伝えることもできない。


普段の仕事でも業務時間の半分くらいは他者とのコミュニケーションの割かれるはずだ。

コミュニケーションが億劫になると、仕事しづらくなってしまうだろう。


仕事のパフォーマンスを上げるためにも、十分な睡眠を取ることは大切だ。


今まで散々睡眠の本を読んできて、

「質を高める方法」

とか、

「睡眠の密度を上げる方法」

とか実践してみたけど、

いちばん大事なのは規則正しく生きるってことだと僕は思う。


規則正しく、一定のリズムで。

そして、ちゃんと量を確保すること。


睡眠は小手先のテクニックで効率化するよりも、基本に立ち返ることが重要なのだ。


メンタリストDaiGo「自分を操る超集中力」に学ぶ効率的な食事や睡眠の取り方


理解力が落ちる


高校や大学の定期テスト前に徹夜で勉強した人はたくさんいると思うが、

今になって振り返るとあれは愚策だった。


睡眠不足で眠い目をこすりながら本を読んでいるとき。

脳のリソースは本の内容よりも


「眠らないこと」


に充てられる。


頑張って教科書を覚えるよりも、「頑張って寝ないこと」に力を使いすぎてしまい、本の内容が頭に入ってこないのだ。


これはエビデンスを持って語っているわけではないが、睡眠不足は短期記憶の能力を著しく低下させてしまうように思う。


睡眠不足だとインプットしたことを短期記憶に保持できないため、点と点がつながらず、理解が進まない。


また、一度理解したことでも記憶から引っ張り出すのに時間がかかってしまうため、学習を進めていくのに時間がかかる。

学習とは、点と点をつなげて理解を深めていく作業だからだ。


結果的に、睡眠時間を削った分よりも「無駄に起きているだけの時間」の方が長くなってしまう。


これでは本末転倒である。


しっかり寝て、スッキリした頭で机に向かい、一つ一つを確実に記憶に遺していった方が効率がいい。


「急がば回れ」の諺の通り、急いでいるときこそちゃんと寝て、起きている時間を有効活用する必要がある。


行動力が落ちる


人間の意志力は有限である。

意志力は睡眠によって回復し、朝起きてから寝るまでに決断するごとに消耗していく。


睡眠不足だと意志の力を十分に回復させることは難しい。


「意志力」というと目に見えないので


「本当かよ?」


と疑問を抱いてしまうかもしれないが、

僕はよく寝た次の朝、普段よりも活力が漲っている気になることは多々あるので、


「意志力」は存在するし、睡眠によって回復するものだと信じている。


また、ブログを一度書くとふぅ〜と力が抜けて他のことをやる力がなかなか出なくなるのも毎度のことなので、

これはブログを集中して書くことによって意志力を消耗してしまっているのではないかと考えている。



意志の力を信じるかは人次第だが、よく寝た次の朝はすっきりと活力が湧いてくるのは間違いないだろう。

よく眠ろう。

よく眠って、全力で一日を過ごそう。


睡眠時間を十分に取ることで、日中の生産性が劇的に改善した話

いらいらする

これは本当に良くない。

良くないとわかっていても、無意味にイライラしてしまう。


なぜか。

寝不足になると、大脳皮質の働きが弱まり、扁桃体の働きをうまくコントロールできなくなるからだ。

扁桃体は、ヒトの情動反応と記憶を制御する働きを持つ。

国立精神・神経医療研究センター・三島和夫部長らの研究グループが、
睡眠不足で不安・抑うつが強まる神経基盤を解明


怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる。


衝動的に怒って良いことはほとんどない。


でも、睡眠不足のときは怒りを抑えることが難しい状態に陥ってしまうのだ。


健全な精神を保つためにも、よく寝よう。


そういえば新人の頃、誰かれ構わず怒りちらして、周りを恐怖に陥れていた課長がいた。

彼はよく、


「俺の睡眠時間は4〜5時間だ」


と自慢していた。


いま思えば、彼は睡眠不足だったんだろう。

寝ないのは構わないが、いらいらを周りにぶつけるのはやめてほしい。


エナジードリンクを飲んでも意味がない


僕の身体はカフェインに冒されている。

毎日毎日コーヒーやら栄養ドリンクやらお茶を流し込んで、

カフェインが身体に入らない日がない。


完全にカフェイン中毒となっている。


なぜカフェインを摂り入れたら眠気を抑えることができるのだろうか?


起きている間、僕たちの脳内には「アデノシン」という物質が蓄積していく。

このアデノシンが、脳を覚醒させる「ヒスタミン」の放出を抑えるため、僕たちは眠気を感じるようになっている。


そう、「覚醒を抑えるから眠くなる」のだ。


それで、カフェインには「アデノシン(脳にたまってくやつ)」が「ヒスタミン(覚醒するやつ)」の放出を抑える機能をブロックする機能がある。


つまり、カフェインを飲むと覚醒物質=ヒスタミンの放出が抑えられなくなるため、目が覚めるようにできているのだ。


第57回 眠気の正体


上記のような作用によって、カフェインによって眠気を抑えることはできるのだが、

眠気を抑えたからといって、脳が働くとは限らない。


睡眠不足なのにカフェインを摂って無理やり起きていると、


目が覚めているけど頭が働かない


という状態に陥ってしまう。


眠気を抑えたからといって、脳が休息できているわけではないのだ。


何か行動するために起きていたいのであって、

起きて何もできないなら起きている意味がない。



結局、エナジードリンクで大量のカフェインを摂取してドーピングしても、

頭はまともに働かないし、睡眠不足は負債として蓄積していく。



エナジードリンクは魔法の杖にはならないのだ。


根性で睡眠時間を短くすることはできるけど、脳を働かせることはできない


「規則正しく」が大事

大学時代、僕は週に4回合コンして、毎日毎日夜中まで飲み歩いていた。

授業もなかったため、朝まで飲んで昼まで寝るような生活を続けていたわけだが、

昼に一応起きても、ひたすらに眠かった。


目標も何もなかったからひたすら眠かったのかもしれないが、

不規則な生活も原因の一つだと思っている。


つまり、決まった時間に寝て、決まった時間に起きるようにしないと、

睡眠時間だけを確保しても頭はうまく働いてくれないのだ。


社会人になってからも、朝までクラブで遊んだ次の日はまともな活動がほとんどできなかった。

昼になって起きても頭がボーッとして、本を読んでもほとんど頭に入ってこないのだ。


日中のパフォーマンスを上げるためには、やはりよく寝て規則正しく過ごす必要がある。

当たり前のことを当たり前にやり続けることが大切なのだ。


イチローだってこう言っている。


「特別なことをするために特別なことをするのではない、特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをする」

「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています」


時間を増やすよりも大事なこと

睡眠を削って僕たちが求めているものは時間だ。

時間がほしくがために、睡眠を削っていく。


僕たちは1時間の睡眠を削って日中苦しんでいるけれど、

実は一日のスマホを見る時間を合計したら1時間を超えるんじゃないだろうか。


ダラダラと「意味ないな〜」と思いながら過ごしている会議の時間は合計したら1時間を超えるんじゃないだろうか。


形式的なメールの返信に1時間使っていないだろうか。

無駄話に1時間消費していないだろうか。


一日の時間の使い方を見直すと、睡眠以外に削れる時間はたくさんある。



睡眠を削るよりも大事なのは、時間を奪うものから距離を置くことなのだ。


特に、普段の業務が「無駄なことばかり」と感じている人は睡眠を削っている場合ではない。

会社で毎日10時間も過ごしているのだ。


大きな時間を無駄に過ごしてたら、小さな時間をいくら節約しても何の意味もない。


車や家のローンにバカスカ金がかかっているのにスーパーの買物で少し節約しても何の意味もないのと同じだ。


大きな時間を上手に活用することを考えるべきだ。


特に会社の仕事の中には呆れるくらい無駄な作業も含まれていると思う。

こういうのをどんどん削っていこう。


睡眠を削るのは最後の手段だ。

もっと大きな問題を解決しないと、時間を有効活用することはできないのだ。


時間の使い方がうまくなる方法はドラッカーに学べ

毎食後に歯を磨いても虫歯になってしまう人は「デンタルフロス」を試してほしい

$
0
0


僕は歯磨きには相当の時間をかけていると思う。


朝・昼・晩。

何かを食べた後は必ず歯を磨いているし、マウスウォッシュでグシュグシュ丁寧にうがいしてる。

キシリトール入りのガムを噛み、歯科専用の歯ブラシを買い、フッ素入りの歯磨き粉を使っている。


それでも、1年〜2年くらい歯医者に行かずに放置すると虫歯だらけになっていて、そこから半年くらい歯医者に通うハメになってしまう。

なぜだろう?


歯の磨き方もたしかに悪かった。

スマホを見ながらの「ながら磨き」で、ちゃんと磨けていなかった。


関連記事→虫歯を作りたくないので、虫歯の原因と予防方法を調べてみた



しかしそれ以上にまずかったのは、歯の隙間の掃除を疎かにしていたことだった。


そう、デンタルフロスを使っていなかったのである。


デンタルフロスとは歯の隙間を通す糸のこと。

f:id:hideyoshi1537:20180912202803j:plain



「歯間ブラシ」というL字になって歯の隙間を通すやつもあるが、歯医者では基本的にフロスをオススメされる。

歯間ブラシは歯茎を傷つけてしまうこともあるのだとか。


コツを掴むまで使い方に習熟するのは難しいが、

指に糸をぐるぐる巻き付けて、口をあーんと開けて、歯と歯の間にゴシゴシと通していくイメージでOKである。

f:id:hideyoshi1537:20180912203326j:plain


でね、俺はこの歯間ブラシ、週に一回くらいでいいのかなって思ってたんよ。

毎日歯、磨いてるし。

歯間ブラシはおまけだよねって。


いやー全然違いましたわ。

歯間ブラシこそ、毎食後に使わないといかん。


マジで、歯の隙間に食べカス残りすぎですから。

何度も歯を磨いても、歯の隙間のくぼみにつまった食べカスは取れないんだよね。

f:id:hideyoshi1537:20180912203741j:plain

こいつなんですわ。

僕たちの虫歯を作っていたのは。

こんなのが寝てる間もずっと残ってたら、そりゃあ虫歯になるよ....

だって、磨いたつもりが隙間に食べカスめっちゃ残ってるんだもん。

この食べカスの中の糖分をミュータンス菌(虫歯菌)が摂取して、歯垢をつくり出していたんだな。

それが原因で虫歯になって、


「あれ〜なんで歯を磨いてるのに虫歯になってるんだろ〜」


と悩んでいたワケ。


いや、当たり前やん。

こんなでかいカスが歯の隙間にずっと残ってるんだもん。


この歯の隙間の掃除や舌のブラッシングを忘れてしまうと、予期せぬ口臭の原因にもなってしまう。

女の子とのデートの前に隙間と舌をしっかり掃除しておくことも大事!


僕たちは小さい頃は、


「歯ブラシでしっかり歯を磨きましょう」


とは口を酸っぱくして教えられる。

でも、

「歯間ブラシを使いましょう」

とか、

「デンタルフロスでお掃除してみましょう」

とは教えられない。

というか、幼稚園の先生や親も、デンタルフロスを使う習慣がある人は少ないように思う。


この記事を読んでくれた人で、デンタルフロスを使ったことがない人は、一度騙されたと思って歯の隙間に糸を通してみてほしい。

おそらく糸についたカスを見て、ギョッとするはずだ。

僕の歯の隙間にこんなに食べカス詰まってたのかよ....と。

気付いてからは歯磨きの習慣を改善し、隙間の掃除も毎日のルーティーンに組み込もう。


僕も最近は毎日やってる。


1000円カットは美容室の代わりにオシャレ目的で使えるか検証してみた

$
0
0

吾輩はハゲである。

ハゲはハゲでも、髪が無いわけではない。

ベジータのようにM字なのだ。


f:id:hideyoshi1537:20180913211418p:plain


おでこは広いが、髪の量は多い。

美容室でパーマをかけたときは、2週間で髪がモサモサになって、ワックスをつけてもうまく髪の毛がセットできなくなってしまう。

元々髪が多くて固いのだ。


それで、少し前までは髪が伸びてくるたびに美容室に行っていて、

頻度にして3週間に1回。

間隔を最大限空けたときでも月に一度のペースで美容室に通っていた。

パーマで1万円。

カットで6,000円もするのだ。

M字ハゲなのに、髪の維持費が馬鹿にならない。


それに美容室に行くと移動で1時間、髪を切って乾かしてもらうのに1時間以上と、けっこうな時間がかかるのである。

これも正直、しんどい。


お金と時間をなんとか節約できないものかと思い、試してみたのが


「近所の1000円カット」


であった。


みんなご存知、QBハウスである。

f:id:hideyoshi1537:20180913212200j:plain


QBハウスはシャンプーや整髪のような作業を大胆に省き、


・カットして、掃除機のようなクリーナーで切った髪を吸い取る


というシンプルな工程が特徴の「カットに特化した床屋」である。


店の外から見えるランプで待ち時間がわかるようになっていて、

待ち時間が少ないタイミングを狙って入店することができる。


カットの時間は約10分から15分。

さっと行って、さっと帰ることができるのだ。


正直、便利ではある。


が、オシャレに使えるのだろうか?

気にはなるけど二の足を踏んでしまっている人もいると思う。

失敗してひどい髪型になるんじゃないかって。


そんな人のために、僕がQBハウスを使ってみた感想と、

利用経験を元に推奨する活用方法を紹介したい。

メインは美容室、差しで1000円カットを使うべし

まず覚えておいてほしいのは、1,000円カットのメイン顧客は


「オシャレなんて気にしない。

『髪の量が増えたからとりあえず切っておくか』

程度の意識の、冴えないおじさん」


である。

これは養護するでも侮辱するでもなく、僕が見てきたありのままの真実だ。

1,000円カットで順番を待っている客を何度見ても、私を含めてほとんどがオジサンで、オシャレな人は見たことがない。


つまり、カットする側の人も


「オシャレカットには慣れていない」


可能性がある。

もちろん、短時間で大量の人をさばいているので、カット技術は十分にあるはずだ。


が、メインの顧客がそもそも「モテる」とか「かっこいい髪型」などに無関心の層なのだ。


カットする側も必然的に、顧客に合わせて「オジサンカット」が得意にならざるを得ない。


というわけで、

「女子にモテたい」

とか、

「ちゃんと髪型を考えて自信をつけたい」

という人が、1000円カットをメインに使うのは反対である。

髪型は見た目にものすごく大きな影響があるので、そこを手抜きするのは非常にもったいない。


だが、僕が以前やっていたように、


「スキバサミで自分で髪をすく」


よりは、1000円カットの方がいい。


スキバサミとはこんな感じの刃がギザギザになっているハサミで、

こいつでザクザクとランダムに髪を切ると、ボリュームを抑えることができるのだ。

f:id:hideyoshi1537:20180913221131j:plain


たしかにスキバサミは安いし、自分で切る分には無料なんだけど、ツーブロックみたいな特殊な髪型の維持とか、

襟足の微妙な長さの調整を自分一人でやるのは難しい。

それに切った髪で排水口が詰まって面倒くさかったりもする。


なので、「俺流1000円カット有効活用法」は、


メインの髪型は美容室で作って、

その髪型のキープに1000円カットを使う


というものだ。

美容室と交互に使う感じ。


そして一番重要なのは、髪を切りに行ったときに「お任せ」にしないこと。

スマホの画像でもいいし、雑誌を持っていってもいいから、


(画像を見せて)こんな髪型にしてください」

とか

「髪型は変えずに、ボリュームを落とすだけにしてください」

とか、

「襟足は○センチだけ切るようにしてください」

とか、とにかく具体的に「イメージ」か「数字」で伝える必要がある。

これは美容室でも同じで、言葉だけで正確なイメージを共有するのは難しい。

望んでいる髪型があるのなら、臆することなく堂々と伝える必要がある。


美容師や理容師だって、情報をたくさんもらえた方が嬉しいはずだ。


というわけで、再度結論。


1000円カットは美容目的にはおすすめできない。

髪型を変えたいとき、オシャレをしたいときは信頼できる美容室へ行こう。

美容室で作った髪型が崩れてきたら、キープの目的で1000円カットを使うと便利。

そもそも髪の量が少ない人は1000円カットは挟まなくてもいいかも。


以上、皆さまの手間とコストを減らせますように。

ネットの文章が誤解されやすい理由と、イメージコントロールの大切さについて

$
0
0

「この文章で筆者が最も伝えたいことは何か?150文字以内で説明せよ」


大学受験の国語で散々聞かれてきた問いである。


文系だろうと理系だろうと、この類の問題を解いたことがない日本人はほとんどいないだろう。

定期試験でも聞かれる定番中の定番の問題だからだ。


「文章を読んで、筆者が何を伝えたいのかを考える」

のは読解の基本である。


しかし、最近のネットの炎上や争いを眺めていると、筆者の主張を読み取ることよりも、自分の読みたいように文章を読んでいるような事例が多いように感じる。


f:id:hideyoshi1537:20180915065600p:plain

読み手に解釈の幅を与えてしまうのは、書き手の表現力による部分が大きい。

伝えたいことを正確に言葉にするのは難しく、たとえプロが書いた文章でも、ある程度の解釈の幅が生じてしまう。


一方でネットの文章に関しては、表現力による解釈の幅を越えて、書き手の伝えたい内容とは全く別の意味で解釈されることも多い。

意図した内容と全く別の意味で文章を読まれてしまうのだ。


なぜだろうか?


最近、著名な起業家であるけんすうさんがR25のインタビューで、

「発信の評価は表現だけにひっぱられる」

と語っていた。

SNSの発信って、「内容と表現の掛け算」ですよね。でも、その発信の評価は「表現だけにひっぱられる」と思うんです。

僕、イケダハヤトさんやはあちゅうさんが炎上した内容を、パクって表現だけ変えて投稿するっていう実験をたまにやってるんですよ。

あっちはめちゃめちゃ燃えてるのに、こっちには「さすがです!」と賞賛コメントがついたりするんですよ。内容は同じでも表現が違うだけなのに。

若者を追いつめる「強者のアドバイス」…けんすうさん、もっとやさしく擁護して!


はあちゅうさんやイケハヤさんと同じ内容のツイートでも、表現を変えると炎上が賞賛に変わることもある、と。

先ほどの図で言うと、「伝えたいこと」は同じでも、
表現によってポジティブに解釈されることも、ネガティブに解釈されることもあるということだろう。
f:id:hideyoshi1537:20180915071328p:plain

図が雑で申し訳ねェ。


けんすうさんの

「伝えたいことは同じでも表現の仕方によって受け手の反応が異なる」

という主張は正しい。

表現を工夫することで不要な摩擦を抑えることができる。


一方で、ネットの炎上を眺めていると、明らかに書き手の意図とは全く別の意味で内容を解釈されているケースも散見される。

図にするとこんな感じ。

f:id:hideyoshi1537:20180915072621p:plain

書き手が意図して炎上を起こしているならいいのだが、書き手の意図とは全く別の方向で誤解される場合もある。

そのようなネット文章の誤解は

(1)読み手が書き手に抱いているイメージによって、読み手の脳内で文章を別のものに書き換えられているケース

(2)読み手の強い主張(思い込み)が先にあって、書き手の文章を読まないケース

に分けられる。


ネットの文章の印象は書き手のパーソナリティに引きずられる部分が大きく、

「好きな人が書いている文章だから好き」

「嫌いなヤツが書いたものは全部嫌い」

という、子供のような解釈がよく行われている。


人は書かれている内容を読むのではなく、自分が読みたいように文章を解釈するのである。


ネットの文章は消費されるもの

ネットの文章を読むとき、僕たちの多くはそれほど注意を払うことなく文章を流し読みしている。

教科書を読むときのように、ペンを持って線を引きながら読むわけではない。


「スマホで読む」

という行為は文章を咀嚼するものではなく、流して消費していくエンタメなのである。


当然、「書き手は何が言いたいんだろうか」とじっくり注意を傾けるような面倒なことはしないため、解釈がイメージに引っ張られてしまう。


ここでいう「イメージ」とは、「書き手に対して抱いているイメージ」であったり、

あるいは読み手自身のバックグラウンドに基づいた「物事へのイメージ」だったりする。


要はネットに書かれている内容は、自分が「こういう内容だろう」とあらかじめ抱いていたイメージにかなり引っ張られるということだ。

イメージによる侵食が大きい場合、書かれている文章は脳を素通りするか、あるいは脳内で別のものに変換されて、しばしば書き手が伝えたいことと全く別の意味で解釈されることがある。


何を書くかよりも、誰が書くか。

書いた誰かのイメージによって、受け取り方は全く別のものになってくるのだ。


悪意のメガネを通して見た世界は灰色に見える

「嫌いなやつの言っていたことは全部嫌い」

といった、子供のような喧嘩がネットではよく起こる。


「ウェブ2.0」という言葉が独り歩きし、インターネットの可能性が喧伝された2000年代最初の頃は、

「インターネットは誰でも自由で平等で、誰が言うかよりも何を言うかで評価されるフラットな世界だ」

と言われていた。

しかし2018年の今、インターネットを見てみると、発言は「個人のアカウント」に強く紐付いて、

インフルエンサーの発言は無条件に受け入れられがちだし、

嫌われている人の発言は全て悪いように解釈されて叩かれる。


「何を言うかで評価される時代なんて来なかった」

のが現実だろう。


僕たちはそれぞれ、自分の「価値観のメガネ」をかけて世界を見ている。

そのメガネは世界を少しだけ都合よく歪め、


「自分がこうあってほしい」


と願った世界に見せてくれる。

この世界は誰から見ても同じように見えるわけではないのだ。

イメージコントロールはネット時代の必須スキル

ここまで書いてきたように、発信内容はその人のイメージに強く引きずられる。

この現象に対して、

「物事をフラットに見ることのできない奴はアホだ」

とか

「読解力のない愚か者は相手にしてはいけない」

とか、対立姿勢で挑もうとするのは得策ではない。


「人はイメージに引きずられる」

という性質を前提とした上で、自身の振る舞いを考えていくべきだろう。


すごく嫌らしい言い方をすると、好感度を上げておいた方がネットでは何かと得である。

ヘイトを溜め込んでしまうと何を言っても叩かれて消耗するし、

逆に好感度が高いとちょっと失言しても好意的に解釈されることが多い。


この「イメージコントロール」のスキルは、ブランド人になるよりも、インフルエンサーになるよりも、

ネット芸人のお作法としては大切なものである。


田端信太郎さんの『ブランド人になれ』は読んで自分で考えて教訓を得る本


「本当の私」はどこにいるのか

「イメージをコントロールせよ」というと、腹黒く、ずる賢そうな印象を受けてしまう。

事実、イメージコントロールのスキルを悪用すると、ネットで自分を大きく見せてサロンに誘導したり、

カリスマのように振る舞って情報商材を売りつけることも容易である。


僕はこのような誇大広告によってブランディングするのはあまり好きではないし、品の良い商売とは言えないと思っている。

ふろむだ著『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』は一度読めば世の中の見方が変わる本


近頃よく言われる

「インターネットで嘘を発信するべきではない。

自分を正直にさらけ出し、真実を伝えるべきだ。

信用こそが我々の資産なのだから」

という主張にも全面的に賛成だ。


とはいえ、どんなに真実を伝えようと頑張っても、受け手は「抱いているイメージ」によって解釈を捻じ曲げてしまう。

なので、「イメージコントロール」は決して「嘘をつけ」という意味ではなく、


・自分がどのように受け取られているか

・自分がどのようなイメージを与えているか


を意識しながら情報発信した方がいい、ということなのである。


「本当の自分を発信する」といえば耳障りがいいが、他人は他人のメガネを通じて世界を見ている。

「本当の自分」をありのままに見てもらうことは、そもそも難しいことなのだ。


このような現実を踏まえ、多少セコくても「他人のイメージ」をポジティブな方向にコントロールすることができれば、

発信内容を意図した通りに読んでもらえる可能性も高くなる。


イメージコントロールは伝えたいことをきちんと伝えるためのスキルでもあるのだ。

臆病者のための「炎上しない」ツイッター運用入門

会社の役員に出世のコツを聞いてみた

$
0
0

新卒で入社した会社は新人教育が割と手厚く、


「新人のうちにたくさんの人から話を聴きなさい」


と、会社の役員と新人3人で60分ほどお話できる機会を設定してくれた。

僕は大きな会社で出世した役員はとんでもなくすごい人なんだろうな、と目を輝かせて役員の元を訪れた。


用意された会議室に威風堂々と座る役員には言葉にできない覇気があって、

新人の僕は終始圧倒されっぱなしだった。


「下手なことを言ったら入社早々クビだな」


と恐れおののき、失言だけはするまいと覚悟を決めた。


名前は忘れたが偉い役員の人は穏やかな口調で、これからの仕事のコツのようなものを丁寧に説明してくれた気がする。

正直ほとんど覚えていない。


談話の最後に、新人から役員に質問できる時間があった。

新人の頃の僕は実力はゼロだが意識だけは天に昇るほど高かったので、一番に手を上げて質問した。


「本日は貴重なお話をありがとうございました。

名前を忘れたがとても偉い役員さんに聞きたいことがあります。


役員さんが会社で重要なポジションに就くまでに日々心がけてきた『仕事のコツ』や『こだわり』のようなものはございますでしょうか」



名前は忘れたが偉い役員の人は数秒考え込み、こう言った。




「メールを出す前に、よく確認することかな」



その話を聞いたときの僕の顔はこんな感じになっていただろう。


f:id:hideyoshi1537:20180917154635j:plain


「メールを...見返す...?」


偉い人は続けた。


「間違ってメールを出してしまうと大変だからね。

メールの宛先をチェックして、内容に間違いがないか、よく確認してから出すように心がけていたんだよ」



......たしかに。

たしかに、大切だ。

メールの宛先は間違ってはいけない。


が、なんだろう。


意識が天より高かった僕は、


「誰よりも早く出社して、誰よりも遅く帰った」


とか、


「上司の仕事を先取りして、事前に上司の希望を全て叶えるようにしていた」


とか、そんなわかりやすい熱血エピソードを期待していた。


そんな期待に対して、「メールを慎重に出しましょう」とは......

ずいぶんショボい心がけのように感じてしまっていた。


もしかしたらこの「メールの点検」に何か重大な「出世の秘訣」のようなものが隠されているのかもしれないと思ったが、

考えても考えてもメールの点検はメールの点検でしかなく、

秘訣といっても「失敗しないこと」くらいしか考えられなかった。

名前は忘れたが偉い役員の人は、マジでメールをちゃんと出すことが大事だと言いたかったようだ。



このときから、僕は心の中で密かに疑問を抱いていた。


「会社で偉くなった人、実はあんまり物を考えてなかったんじゃね?」


と。


新人の頃の僕は意識がとても高く、友達も同様に意識の高い人が多かった。

意識が高い友達の中には、


「出身大学のOBで偉くなった人を訪問して話を聞こう」


みたいな奴がいて、一緒に○○会社の副社長とか、外資系金融の○○会社のなんとかプレジデント的な人に話を聞きに行った。


聞いた話を必死にノートに取って、

「日本は〜、海外は〜」

みたいな話をする偉い人を見て、


「す、すげェ...!やはり大企業の副社長にまで上り詰めた男は格が違う!めっちゃグローバル!」

と感動した。


が、なんだろう。

そこにもどこか拭いきれない違和感があった。


この人たちはたしかに偉い。

偉い人なんだが、話を聞いてもあんまりワクワクしないぞ、と。


もっと言うと、


「自らの手で未来を切り開く」


みたいな心意気を感じることはなく、なんだか新聞を読んでいるような感じで、

たしかに大きな話を聞かせてもらってはいるのだが、その人の一次体験を語っているわけではなく、

会社で起こったことを淡々と語られておられるような印象を受けた。


意識の高い僕は、ソフトバンクの新卒向け会社説明会に現れた孫正義の話を聞いて震えるほど感激したんだけど、

自らの手で道を切り開いてきたハゲとは違って、

なんというか会社に入って偉くなった人は、同じハゲでもなんとなく評論家っぽく感じた。


用意した舞台で踊っていたら偉くなったような、上っていくエスカレーターにたまたま乗り込んだだけのような、

新人ながらにそんな感じの印象を受けて、

僕は「偉くなる」ってなんだかフワッとしたもので、「偉い人の共通項」を見出すのは難しそうだな、と感じた。


つまり、出世に秘訣など存在しないのではないかと。


そして、会社員生活も長くなった今、あの頃聞いた話を思い出し、改めて確信に至ったことがある。



「会社員の出世は運が8割である」


と。


もちろん僕自身は窓際で、出世も何もしていない平会社員である。

その立場から何かを言っても負け犬の遠吠え程度にしかならないことは重々承知している。

その上で、僕の目から見てきた会社員を評論すると、やっぱり会社員の出世は運が8割だと思う。


会社員の出世は運が8割

会社員は思い通りにならないことが多い。

入社した会社によるのかもしれないが、規模の大きな会社であればあるほど、自分の意志以外の要素が自分のキャリアを決めてくる。


配属される部署。

配属された部署でどんな仕事をするか。

どんな上司の元で働くか。

どんな部下が自分のチームに入ってくるか。

配属された部署の仕事が時流にマッチしているか。

伸びる事業を担当しているか。

自分の意見が通りやすい環境なのか。

自分の仕事に対して自分の適性はあるのか。


これらを全て自分でコントロールすることはとても難しく、正直どんなアイテムを持ってゲームをスタートできるかは「ガチャ」である。

何を引くかで自分のキャリアは大きく変わる。


新卒で入った会社で全て恵まれた条件で仕事ができる人は稀だろう。

予期せぬ異動で積み重ねたキャリアが崩れてしまう人もいるかもしれない。


個人の努力によって全てをコントロールすることは若ければ若いほど難しい。

そして、若いときに運が良かったかどうかで、その会社でのキャリアが大きく変わってきてしまうのだ。


つまり、「新卒で入った会社でそのまま出世する」というゲームは運ゲーなのである。


運の要素を減らすには試行回数を増やすこと

試行回数が一回しかなければ、成功するかしないかはほぼ運で決まる。

しかし、試行回数を増やしていけば、運の要素はだんだんと減ってきて、実力に収束されていく。


「コントロールできる要素を増やす」という意味では、規模が小さい会社に入って自分の裁量を大きくし、チャレンジするのもいいかもしれない。

会社の中で社内政治を眺めるのではなく、市場価値と時流を見つめ、伸びそうな会社にポンと転職してそこでチャレンジしてきたのが有名な田端信太郎さんである。

田端信太郎さんの『ブランド人になれ』は読んで自分で考えて教訓を得る本


会社員の出世ゲームが運ゲーであることには変わりないが、

  • コントロールできる余地を増やす
  • 色んな場所でチャレンジして試行回数を増やす

というチート技を使って、運の要素を減らすのは効果的なライフハックと言えそうだ。


ふろむださんの本に書いてあるように、たとえ運ゲーであっても、一度ギャンブルに勝つと、その一度の勝利が次の勝利を呼び寄せてくれる。

勝利によって得られた信用とか実績によって、応援してくれる人が増えるからだ。

ふろむだ著『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』は一度読めば世の中の見方が変わる本

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている


だから、一度勝つまでは試行回数を増やして、あの手この手でチャレンジすることが重要なのだ。

会社員の場合は失敗のリスクは会社が背負ってくれるので、やり方次第ではとても美味しい部分を取りに行くことができる。


...というのは、インターネットの出世頭である田端信太郎さんが著書で述べていたことなので、気になる人は読んでみてほしい。

ブランド人になれ!  会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)

ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)


「サラリーマン金太郎」に学ぶ出世の秘訣

f:id:hideyoshi1537:20180917174247j:plain

僕は学生の頃、「サラリーマン金太郎」という漫画を読んでサラリーマンとしての意識を高めてきた。

彼はすごい。


ムカつく奴は相手が偉くてもぶん殴り、拳と情熱で会社を動かしてきた。


サラリーマンながらに長者番付に名を連ねるような大活躍で、世界的な投資家であるジョージ・ソロスを倒した。


信念と根性のサラリーマンである。


「24時間、戦えますか?」


と言われていた、昭和の熱血サラリーマンの理想像だろう。


そんな金太郎の活躍を見て僕は震えるほど感動し、涙を流していたが、

冷静になると金太郎の成功のほとんどは、日本で最も金持ちであるこの婆さんに助けられたり、


f:id:hideyoshi1537:20180917173746p:plain


偉い政治家であるこの爺さんに助けられた結果、成し遂げたものなのである。

f:id:hideyoshi1537:20180917173845j:plain


彼らが金太郎を気に入った理由はよくわからない。


「君はいい顔をしている」

みたいな、ものすごく曖昧な理由で惚れ込むようになっていて、なぜか金太郎のやることなすこと助けに入るのだ。


ここから我々が学べることは一つである。


サラリーマン金太郎のように出世するコツは、役員を殴ることでもなく、暴走族のトップに立つことでもない。


偉くて金持ちの年寄りに気に入られることである。


この戦略は最強だ。


ジジイを落とす。

偉い人に気に入られる。

金持ちを惚れこませる。


そうすれば、既に成功した人があの手この手で助けてくれる。

めちゃくちゃ美味しいのだ。



DeNAの南場さんは生粋の人たらしだと聞いたことがある。

プロ野球参入の際にナベツネが彼女を支持したように、

偉い爺さん婆さんがこぞって彼女を応援してしまうのだ。


そうやって、爺さん婆さんに応援してもらって、自分の夢とか希望を後押ししてもらうことが、サラリーマン金太郎流出世のコツである。


ちなみに同じサラリーマンでも島耕作という奴はひどい。

女をたらしこんで出世に使っている男である。

f:id:hideyoshi1537:20180917174329j:plain

驚いたことに、島耕作も昭和の成功したサラリーマンの理想像のように扱われていたのだ。

普通に人間のクズだと思うのだが。


立場が人を成長させる

たくさんの「偉い人」を見てきたが、「会社で偉くなった人」が「狙ってそのポジションに就いた」ようには思えない。

逆に

「そのポジションに就いたことが、その人をその立場に相応しいレベルまで成長させた」

という方が実態に近いように思う。


その人が努力して成長した結果、出世したというよりも、

運良くそのポジションに就いたことが結果的にその人を成長させた

という方が正しいのではないか。


「鶏口となるも牛後となるなかれ」

という故事成句がある。


「大きな集団の中で尻にいて使われるよりも、小さな集団であっても長となるほうがよい」

という教訓だ。


大きな組織で末端の仕事をするよりも、小さな組織でリーダーとなって、市場に挑戦していったほうが成長も大きいように思う。

その人の置かれた立場が、その人を成長させるのだ。


どんな立場に就くかを会社員が自分の意志で全てコントロールするのは難しい。

まさに冒頭で述べたような運ゲーなのだが、運の要素を減らしてコントロールできる部分を増やすにはやはり、小さな組織でチャレンジするのが「オイシイ」ように感じている。

noteの全てが悪いわけではないが、悪質な情報商材には気をつけよう

$
0
0

先日、とあるアカウントが炎上して垢消しに追い込まれてしまっていた。

その方は女性の写真をネットで拾い、目の部分にモザイクをかけ、


「この生意気な港区女子に中出ししてやりました」

とか、

「今日は人妻とデート。これからラブホです」

みたいなツイートを連発し、チンコの乾く暇のないようなアカウントの様相を見せていた。


無論、そのツイートは虚構である。

「cheesuimaru」とツイッター検索すると、拾い画についてパステルしこめさんの厳しい追求が出てくる。


f:id:hideyoshi1537:20180917222407p:plain
(パステルさんにはヒデヨシアカウントはブロックされてしまっているので、フォロワー0のリアルアカウントにて検索)



このように拾い画で「セックスに全く困らなくなった元非モテ男」を演出しながら、その間に


「モテない男が確実にセックスフレンドを作る裏技6選」


のような1,500円のnoteの宣伝を行っていた。

f:id:hideyoshi1537:20180917222422p:plain


1,500円は村上春樹の小説1冊分、文庫版のkindleだったら3冊買えるほどの価格である。


こういう情報商材がバカスカ売れるのが今の「ツイッター × note」の現状である。


なぜnoteはこんなに売れるのか?

「noteが売れるのはそれだけの価値があるから」

という意見を聞いたことがあるし、商品の価値は消費者が判断するものなので、外部から

「お前のnoteデベソ〜」

みたいに批判するのは意味がない。


noteで人生が変わったのであれば、いくら金を出しても問題ないとは思う。


ただnoteはざっと以下のような性質があって、本屋に並べる書籍に比べてものすごく「売り手に優しい」システムになっている。

  • 立ち読みができないため事前に中身を吟味できない
  • レビューシステムがないため他人の評価が見えづらい
  • 実質、著者からファンへの直販で、競争がない
  • 袋とじ効果で中身が気になって買ってしまう
  • 煽りやポジティブな評価が流れてくると、買わないと損する気分になってしまう
  • 限定と言われると、後悔したくないから買ってしまう


このシステムが悪というわけではない。

善良なクリエイターにとっては中間流通業者に搾取されることもないし、

ファンと直接交流できるし、

情報も適宜アップデートすることもできるため、非常に使い勝手の良いシステムと言えるだろう。


一方で、noteには悪意ある情報商材業者を排除しにくいマイナス面もある。


本屋に置いてある本であれば、中身がないものは事前に立ち読みして購入を見送ることができるし、

アマゾンなりブログなりのレビューを探して購入するか判断することができるが、

noteは事前に中の情報を見極めることが難しいため、買った人の出たとこ勝負になってしまうからだ。


noteのノウハウは個人に帰属しており、良くも悪くも競争がない。

なので、「この本に比べてタメになった」みたいな比較が行われない。

そのため適正価格がわかりづらく、評価の基準が曖昧になってしまうのである。

情報系のnoteには良い面もある

noteは悪意を排除しづらいシステムであるとは思うが、悪い面ばかりではない。

誠意を持って「誰かに良い情報を届けたい」というクリエイターにとっては素晴らしいシステムだし、

適当に本屋で買った本よりも著者との距離感が近く感じるため、自分の行動につなげやすい。


noteはウェブで読むという性質上、じっくり何度も読み返す文章には不向きである。

ネットの文章が誤解されやすい理由と、イメージコントロールの大切さについて


買ったことによってモチベーションが上がり、行動を促すようなnoteは「良いnote」と言えるのではないだろうか。


また、著者が読者の意見を聞いて、Q&Aで情報を都度アップデートしていくnoteも良いnoteだと僕は思う。

書籍だと一度作ったらアップデートは難しく、質問を受けて追記などはできない。

noteだと著者と読者が双方向につながって、適宜情報を更新して読者の満足度を上げることができる。

こういうウェブならではの性質を有効活用しているnoteも一緒くたにして批判してはいけない。



僕自身も強い口調で悪質なnoteを批判してしまい、

noteに勇気づけられた方や、本気でnote作りに取り組んでいる人に不快な思いをさせてしまったことは反省しなければいけない。


僕が情報商材屋になるなら


さて、上げて落として忙しい記事で申し訳ない。

今度は悪意ある情報商材屋についての話である。


おそらく今、ツイッターで恋愛系のアカウントや、仮想通貨系のアカウント、

ブロガー系のアカウントを持っている人、それらをウォッチしている人の9割は、


「こうやったら俺も稼げるだろうな〜」


という道筋は見えているだろう。

みんなきっと、同じこと考えてると思う。


まずツイッターアカウント作って、

その次にやるのは権威付け。


恋愛系だったら「たくさんセックスできている風に見せる」

仮想通貨だったら「儲かってるように見せる」

ブロガーだったら「PVすごい人に見せる」


次にやるのは集客。

狙ったアカウントをファボッたり、フォロワー買ったりしてすごそうに見せる。

恋愛系だったら金融日記に読者投稿してもいい。

ツイッターには「界隈」というものがあるから、その界隈の中に入って、ポジションを確立していくのがいい。


ツイッターでフォロワーを増やす9つの方法


そこで一定のポジションを確保したら、次はnoteの販売。

煽ったタイトルにして、「こんな僕でも社長になれた(家入一真 著)」みたいなノリで、

  • ダメだった自分が変われた
  • 簡単に成功できる方法がある
  • 楽してうまくいく秘密の方法


みたいなnoteを出す。

できれば限定販売で、近日中に値上げしますって言いながら。


......みんな、こうやってやれば儲かるって気付いてるんよ。

だってこれ、インターネットが登場した頃からずっと見てきたやり方じゃん。


f:id:hideyoshi1537:20180917225834j:plain


きっと今、こういうやり方でnoteを書けば儲かる。

それでもやらないのは、良心からか、信念からか、あるいは叩かれるのが怖いからか。


色んな理由で自分にブレーキを掛けて、ズルくて楽なやり方は取らないようにしてる。


多くの人は良心を持って、noteを書くときはなるべく誠実に、読者の期待に頑張って応えようとしてる。



でもね、情報商材屋はその良心の壁を軽々と乗り越えてくるんよ。

だって儲かるんだもん。


情報商材が全部悪いとは言わん。

でもね、やっぱりネットで拾った画像で嘘ついて、

なんとかモテたくて、すがるような思いで情報を探してる人に高いnoteを売りつけるのは品があるとは言えないよ......。



売り手が有利なシステムだからこそ、読者に対して誠意を持って接していくべきだと僕は思う。

情報商材の人もそうあってほしいと思う。

そして、悪質な情報商材屋を見つけたときは、みんなで思い切って石を投げよう。

こんな僕でも社長になれた

こんな僕でも社長になれた


情報商材屋は教祖を目指す

情報商材の販売者が最後に行き着くところは宗教である。

昔からずっと同じ。

最後は必ず宗教に行き着いて、周りの批判には耳をふさげ、となる。


「周りの人は何もわかってない。

私はあなたを見捨てない。

私についてくれば成功できる」


f:id:hideyoshi1537:20180917233036j:plain


「信じる」という行為はものすごい力になる。

「宗教っぽさ」を持って批判することはできない。

僕たちだって、受験で本気で悩んでいたときは、予備校講師の


「絶対大丈夫。君は受かる」


という言葉を信じることで救われてきたはずだ。

就活に悩んでいたとき、カリスマ就活生だった先輩の言葉を信じて立ち直ることができたはずだ。


信仰心は力なのである。


問題なのは、信仰心を悪用して金に変える輩が現れたときだ。


信じる心につけ込まれると、僕たちは簡単にお金を払ってしまう。

だから、発信者に良心があるかをちゃんと見極めないといけない。

「あ、この人、搾り取ろうとしてるな」

と思ったら、すぐに身を引くべきだし、


「この人、楽して儲けようとし始めたな」


と判断したら、お金を出すのをやめてもいいのだ。


悪い情報商材屋からは距離を置こう。


なぜ会社の環境は集中できないのか

$
0
0

休日に出勤すると、普段の業務に比べてはるかに集中することができ、気付いたら仕事が進んでいて驚くことがある。

「人がいない」

というだけで、明らかに生産性が高まるのだ。

逆に考えると、普段の業務環境は目の前のことに集中するのに全く向かない環境だとも言える。

なぜ会社の業務が集中を妨げやすいのか考えてみる。


会社が集中に向かない理由

新人として会社に入ったとき、一番に驚いたのが

「周りの雑音の多さ」

だった。

オフィスでは横の人が大きな声で電話するのは当たり前。

自分の作業中に誰かに話しかけられるのも当然で、いつ何時誰からメールが飛んでくるかもわからない。

メールの返信も業務の一部なので、メールのチェックは随時行わなければならない。


大学の自習室で一人の世界に入り込めたときとは全く違い、キーボードの音が絶えず鳴り響き、いつ人に話しかけられるかわからない環境で作業を進めなければならなかった。


僕はたくさんの会社を経験してきたわけではないが、多くの会社は似たようなものだろう。

少なくとも僕が入社した会社ではどの部署も似たような状況だった。


言うまでもなく、このような環境では人間は深く集中することなどできない。

そして僕の今までの経験上、「会社の環境が集中に向かない」ことに疑問を抱く人もほとんどいない。

もしかしたら疑問に思いながらも誰も言ってないだけかもしれないが。

「人の声」は意識を妨げる

入社してすぐに驚いたことといえば、オフィスではとにかく人が喋りまくっていることだ。

もうこっちがパソコンに向かってる横でひたすら誰かが喋っている。

電話の声はうるさいし、開けた会議室の声はガンガン漏れてくるし、謎の中国語が飛び交うこともある。


「集中できた」と感じているときは周りの声があまり聞こえなくなることもあるのだが、基本的にほぼ全てがノイズである。

聞こえていないつもりでも、自分に関係ありそうなことは耳に入ってくるし、耳に入ったら目の前の作業への集中は途切れてしまう。

チャットは集中の敵

今どきチャットを使わない職場はほとんどない、とツイッターで煽られることもあるが、古い企業でもSlackを始めとするチャットの導入が進められてきているようだ。

チャットは便利だ。

メールよりも検索しやすいし、即レスしやすい。

画像も貼れるし、スレッドをまとめることで議論を追いかけやすい。


一方で、デスクトップへの通知をオフにしないと、常にチャットの通知が飛んでめちゃくちゃうるさくなる。

人間は止まっているものを見るよりも、動くものを追いかけてしまう修正がある。

なので、チャットの通知が飛んでくると、ついその通知を追いかけてしまうのだ。

メールも相当集中を阻害してきたが、チャットはそれ以上に人の集中を奪っているのは間違いない。

コミュニケーションを促進するポジティブな効果がある一方で、人の作業効率を落としている点を見逃してはいけないだろう。


チャットはメインの業務がコミュニケーションにある人には便利だが、職人のように一人が集中して何かを作るような業務には向かない。

チャットは決して万能ではないのだ。


関連記事:仕事でチャットを導入するメリット・デメリット

突然話しかけられる

オフィスではいつ誰に話しかけられるかわからない。

作業中に


「ちょっといいですか?」


と声をかけられるなんて当たり前だし、それは別に悪いことではない。

悪いことだと思っている人も一人もいない。


仕事を進める上で協業は絶対に必要なので、話しかけることは当然だし、話しかけられない雰囲気を醸し出す人は仕事がしづらいとも言える。

なので、他人に対してオープンで、いつでも声をかけてくれてOKという姿勢は正しいのだが、そういうことすると全然作業に集中できない。

結局、日中は色んな人に話しかけられまくって作業が進まず、人がいない夜中のオフィスで残業して自分の仕事を進める、みたいな人がたくさんいる。

「社内のコミュニケーションにかかるコスト」は誰も意識していないが、相当大きいものである。

人が集まる理由

これまで述べてきたように、オフィスは集中には全く向かない環境である。

「人間を集中させまい」とする悪意すら感じるレベルだ。


それでも環境を改善しないのは、人が集まることに意味があるからだろう。

よく言われているのは「人と人が集まり、そこでぶつかることで新しいアイデアが生まれる」という主張である。

多様性こそが武器で、社員同士の偶然の出会いを生み出すオフィス。

雑多なオフィスで色んな意見がコラボレーションすることで、思いもよらないアイデアが誕生する───


という主張はいかにも学者じみていて、現場のことが見えていない。


僕が見てきた限り、そこにいる人間がクリエイティブじゃない限り、人が集まっても何も生まれない。

「人との距離が近いオフィス」はクリエイティブのためには機能しておらず、どちらかというと意思疎通の促進のためにあるように感じる。

無論、その意思疎通は集中力とのトレードオフで、雑音が多い環境は個人が作業を進めるには向かない。


真にクリエイティブな商品は、有象無象の集まりからたまたま生まれるのではなく、少数のクリエイティブな人間の集まりから生まれる。

とにかく人を集めて話しやすくすればイノベーションが生まれる、という理屈は信憑性が薄く、コミュニケーションコストによる弊害も大きい。


「生産性が高くなるオフィスデザイン」は頭の良い人がこれまでずっと考えてきたテーマだろう。

仕切りをつけたり、オシャレにしてみたり、机の配置をL字にしてみたり。

色んな企業が色んなオフィスを試している。

オフィスデザインには先人の英知が詰まっているはずなので、僕が感想を述べたところで大きな流れは変えられないのだが、個人的にはこんな感じのオフィスの方が雑多なオフィスよりもはるかに目の前のことに集中できるのではないかと思っている。

f:id:hideyoshi1537:20180928110358p:plain
Googleで「外資系 オフィス 仕切り」と検索したら出てくる画像

人が多い場所で集中する方法

あまり詳細に書くと身バレにつながるかもしれないが、本気で集中したいときはオフィスでも構わず耳栓をつけていた。

耳栓をつけてもまだ周りの声は聞こえてくるので、耳栓をつけた上でさらにノイズキャンセリング・ヘッドホンを装着した。

耳栓×ノイズキャンセリング・ヘッドホンはめちゃくちゃに強力で、どんな場所でも「ほぼ無音の世界」を創り出してくれる。

f:id:hideyoshi1537:20180928162552j:plain

特にBOSEのノイズキャンセリング・ヘッドホンは強力である。

カフェで話す女子大生の声さえも聞こえなくなる。


写真で撮ったのは2016年に買った「Bose QuietComfort 35 wireless headphones ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン ブラック」だが、今だともっと新しいノイズキャンセリング・ヘッドホンが出ているかもしれない。


とにかく、ノイズキャンセリング・ヘッドホンを買うならBOSEがダントツでおすすめだ。

SONYも持っていたけど微妙だった。


ちなみに耳栓は「MOLDEX 耳栓 Meteors 10ペア 6870」

MOLDEX 耳栓 Meteors 10ペア 6870

MOLDEX 耳栓 Meteors 10ペア 6870

耳にフィットしていい感じである。


ただ、ノイズキャンセリング・ヘッドホンによる無音の世界の創出にも2つ問題がある。

1つ目は、ノイズキャンセリング・ヘッドホンはちょっと重いので肩がこるということだ。

ずっとつけていると外したくなってくる。

ノイズキャンセリング・ヘッドホンをつけるときは姿勢に注意してほしい。首に重心がかかると肩が凝りやすくなる。


2つ目は、人の話に気付かないこと。

ノイズをシャットアウトするためにノイズキャンセリング・ヘッドホンをつけているのだから当たり前なのだが、周りの人は気を使うし、突然「とんとん」と呼ばれてびっくりすることもある。

せっかくノイズキャンセリング・ヘッドホンを装着して集中しているのにチャットが飛んできたり、会議で作業を中断されたりもするので、周りのメンバー全体で「集中しやすい環境」を意識的に作っていく必要がある。

怪しいアフィリエイトや情報商材の何が悪なのか

$
0
0

2018年9月、アフィリエイト界隈を騒がせた事件が起こった。

「ブロリコ」と呼ばれる健康サプリメントを扱っているアフィリエイターが「癌専門の内科医」を名乗り、ブロリコは「癌に効く」「抗がん剤の副作用が改善される」と偽りの情報を流していた、という事件である。

サイト運営者は

「医師の資格もないのに内科医を名乗り、アフィリエイト収入のため根拠不明の情報を流した」

ことを謝罪しており、サイトは既に閉鎖。

事の経緯についてはBuzzFeedの記事が詳しい。


このBuzzFeedの記事はYAHOO!ニュースにも転載されており、多くの人の目に触れた可能性が高い。


f:id:hideyoshi1537:20180928125225p:plain


「医師が運営する」と語れば情報の信用性が高まり、健康食品が売れやすくなる。

またGoogleも「権威性」を評価する方針を発表しており、

「誰がその情報を発信したのか」

が重要な評価指針になりえる可能性が高い。

その意味で「内科医 工藤」を名乗るのはアフィリエイト収入を大きくする上での戦略だったのだろう。

問題は工藤が内科医でもがん専門家でもなく、何の資格もない会社員だった、ということなのだが。

f:id:hideyoshi1537:20180928130819j:plain
せやかて工藤...

怪しい情報商材屋には石を投げよう

サウザーさんが昔のブログで「情報商材屋には石を投げよう」という名エントリを書いていた。

情報には価値があり、情報商材の全てが悪いわけではない。

しかし悪貨が良貨を駆逐するように、悪質な情報商材は市場を破壊し、消費者を食い尽くし、本人だけが一時的にウマい思いをして、未来を潰す。

だからこそ、悪質な情報商材屋を見つけたときは石を投げなければならない、というような内容だったはずだ(旧ブログの復活お願いします)



関連記事:noteの全てが悪いわけではないが、悪質な情報商材には気をつけよう

困っている人がカモられる

情報商材の全てが悪なわけではない。

情報によって救われることもある。

新しいビジネスにつながることもある。

情報商材の全てが悪いとは言えない。多くの人を救うメルマガだってあるし、情報商材を買ったことで大きく人生を好転させた人もいるだろう。


しかし、怪しい情報商材屋は「読者の人生を良くしよう」などとは考えない。

ひたすら、ただひたすらに自分の利益のみを追求する。

読者はお客さんではなく、カモなのである。


そして困ったことに、怪しい情報商材屋は「何をテーマにしたら売れるのか」をよく知っている。

「HARMの法則」とはよく言われるが、人は悩んでいるものにはお金を簡単に払ってしまうのだ。

【HARMの法則】

ネットで売れるものの条件。

H:Health(健康・病気・ダイエット・筋トレ)
A:Ambition(野心・夢・仕事・就職・転職・キャリア)
R:Relation(人間関係・恋愛・結婚・離婚・家族・友人)
M:Money(借金・遺産・詐欺・投資・副業)

Twitterより


もちろんその情報商材が悩みを解決するものであればいい。
本気の悩みが解決されるのは素晴らしいことだ。


問題なのは、本気で悩んでいる人にとっては「内科医 工藤」のような怪しいアフィリエイターのサイトでさえ、救いのサイトに見えてしまうことである。

受験や就活で悩んでいた人ならわかるかもしれないが、将来が本気で不安なときは、どんなものにだってすがりたくなるものだ。

大学受験時代はカリスマ予備校講師の「大丈夫」という言葉に救われたような気分になっていたし、就活中は「就活のカリスマ」と呼ばれる人の内定自慢をありがたく聞いていた。

僕は幸いにも悪質な業者にカモられることはなかったが、


「こうすれば絶対に内定がもらえる」


みたいに言われていたら、多少高価でもお金を払っていたに違いない。


悩んでいる人間はものすごくカモりやすいのだ。


市場が縮小する

怪しいアフィリエイターが起こした事件の一番の被害者は消費者であり、二番目の被害者は真面目に事業に取り組んでいるアフィリエイターだろう。

今回の「ブロリコ」もそうだが、真面目に開発した自社の商品が詐欺サイトで紹介されて風評被害にあったらたまったものではない。


今回のような事件を見た企業の広告担当者が

「アフィリエイト費用を払って宣伝しても評判悪くなることもあるし、これじゃあ届けたい人に商品を届けられない。

いっそアフィリエイト予算は削った方がいいんじゃね?」

と考える可能性は十分にあるだろう。


真面目にサイトを作って、「良いものをちゃんと届けよう」と考えてきたアフィリエイターにとってもいい迷惑だ。

というのも、一人怪しい奴が現れると「周りの人もみんなが怪しい」と判断されてしまうからである。


今回の事件の記事を読んだ一般の人たちはアフィリエイターに対して、

「アフィリエイターは怪しくて胡散臭い連中」

「金稼ぎために医者のフリをして、効果が確認されていない商品を売りつける不届き者たち」

というイメージを抱くだろうし、アフィリエイト全体の信用を損ねてしまうと、将来の見込み客も離れていってしまう。


「ネットの商品は信用できないから買わない」

と決意を新たにする人もいるだろう。


結局、怪しい情報商材屋が跋扈することで業界全体の首を絞めることになってしまうのだ。


悪質な事例が発生すると自由が制限される

最近では副業ブームとも言われ、企業が副業解禁に踏み切る流れがある。

今回のような副業による事件が発覚した場合、副業に前向きになっていた会社が副業解禁を躊躇してしまうかもしれない。

社員が問題を起こした場合、企業がそれまで積み重ねてきた信用も一緒に失ってしまう可能性もあるのだ。


今回の事件は商品販売数が10件程度と規模が小さかったこともあり、社会に大きな影響を与える可能性は低いが、

「会社員が副業をやって問題を起こす」

事例が増えてしまうと、副業を後押しする流れに悪影響が出る可能性は否定できない。

結局、「内科医 工藤」は消費者に迷惑をかけ、市場を縮小させ、会社員の自由をも制限し得るという点で、非常に残念な事件だと言えるだろう。

怪しい人をのさばらせておくのは自分にとってもリスクなのだ。

怪しいアフィリエイト商品を見抜く方法

最後に怪しいアフィリエイト商品を見抜く方法を考えてみよう。

第一に、その商品の説明の根拠が妥当性があるかを熟考するべきだ。

たとえば健康食品の場合、なぜその成分が効くのか。

どういうメカニズムでその商品の効果があるのかを論理的に正しく説明できているかを検証しよう。

とはいえ、「内科医 工藤」のようにそれらしい根拠を捏造する輩もいる。

なので根拠自体の妥当性も検証しなければならない。

  • 厚生労働省などの公的な機関が取り上げられていること
  • しかるべき出版社・編集者が関わった文献を根拠にしていること
  • 多数引用されているような論文を元にしていること
  • 実験の結果が紹介されていること

など、根拠がどこまで信頼できるかまで見るのが理想的だ。

ちょっとしたサプリを買うくらいでここまで慎重になるのはコスパが悪いかもしれないが、高価な商品を購入するときはよく調べよう。

そう考えると「完全無欠コーヒー」とかも根拠が薄かったなぁとは思う。
美味しいから好きだけど。


第二に、記事に「一次情報」が盛り込まれているかを確認しよう。

アフィリエイトサイトを作る際によく言われているのは、

「検索で出てくる情報は全て盛り込め」

というものだ。

「他サイトを検索するモチベーションを奪え」

「その記事だけで読者の検索意図を満たすのだ」

というのがアフィサイト構築の基本となる。

そうなると必然的に、他のサイトの文章を切り貼りしたような部分が目立つようになる。

ひどいものになると他のサイトの文言をパクって末尾だけ「〜と言われています」と言い換えて記事を量産するサイトだってある。

一昔前に流行ったWELQなどが典型例だが、WELQが滅びた今でも同様のやり口はある程度の効果を持っているのだ。


結局、そうやってできたサイトはネットに転がっている情報の劣化版のまとめでしかない。


大事なのは、一次情報だ。


自分が経験してどうなったのか。

自分が行ってみてどうだったのか。

自分が食べてみてどう感じたか。


お金だけが目的のアフィリエイターは手間をかけて取材などしない。

なので、記事中に一次体験が欠落している。

記述が寄せ集めの伝聞調になってしまうのだ。


なので、その記事に実体験が盛り込まれているかに注目してみよう。

もちろん個人の体験だけだとサンプル数が少なすぎて「効果が普遍的である」とは言えない。

それでも「本人の経験」が述べられている点で、誠実であるとは言える。

少なくともその人にどんな効果があったのかが語られているからだ。

紹介した記事に誠実さがあるかどうかに注目しよう。



第三の判断ポイントは文章である。

クラウドワークスなどで大量生産した記事の文章はわかりやすい。

記事に情熱や想いなどがなく、テンプレ感が半端ない。

作業で物を書いている人と、何かを伝えたくて物を書いている人は、読む人が読めばすぐにわかる。


「○○(芸能人)の彼氏は?どこに住んでるの?年収は?」

みたいなわかりやすいペラサイトだったり、見出しの下に必ずアイキャッチを入れた

「○○するためのXX個の方法」

みたいなサイトだったり、とにかくテンプレの香りが漂っているのだ。

逆に言うと、ペラサイトをたくさん見れば見るほど、ペラサイトのテンプレが見えてくる。

注意してみると、金太郎飴のように似たような構成で記事が作られているのがわかるはずだ。

インターネットは信用が大事

インターネットには嘘が溢れている。

アマゾンのレビューは操作されているし、ツイッターは偽の肩書を語る「すごそうな人」がたくさんいる。

インフルエンサーはステマで物を売るし、怪しいnoteも日々ばらまかれ続けている。


どんなに気をつけていても、嘘を完璧に見抜くのは難しい。

僕も騙されるし、この記事を読んでいる人も一度は騙されると思う。


だからこそ、失敗したことは絶対に忘れないでほしい。

騙してきた人のことも忘れないでほしい。


インターネットは信用が一番大切だ。

信用を食い物にする人のことを覚えておいて、二度と引っかからないようにしよう。

小さな失敗なら大丈夫。

でも大きな買い物をするときは、「その人が本当に信用できるかどうか」をよく見てからにしてほしい。

面白いことに、一度信用を築いた人は、信用を裏切ることがどれだけ損なのかをよく知っているから、軽々しく人を騙したりはしない。

信用のある人には信用が溜まっていく。

それを見て人が集まってくる。


信用がない人は、常に撒き餌をして新しいカモを探し続ける。

カモを刈り取った後はまた新しいネタで人を集め、巻き上げようとする。

焼畑農業で消耗していくのだ。


ネットの発信は、発信者が「信用を大切にしている人」かどうかをよく見極めて、信用できる人から物を買うようにしよう。

そして信用を大事にしない人には石を投げて近づかないようにしよう。

ヤリモク率を下げてイケメンと出会う方法

$
0
0

ツイッターでDMをくれた女の子が恋愛で悩んでいて、相談DMを進めているうちに、


「新しい恋が始まれば、次の一歩を踏み出せるのではないか」


という話になった。

これは僕の勝手な決めつけではあるのだが、恋の傷を癒やすには新しい恋をするしかない。

新しい恋には傷を癒やすというより、過去をどうでもよくさせる力がある。


そして、特に若い子には多いのだが、


「本能的に惹かれるかどうか」


は、恋心に火をつけるためにはとても重要だ。

お金でもなく、社会的地位でもなく、男としての魅力に純粋に恋できるのは、若さゆえの特権だろう。


というわけで、軽々しく

「よし、イケメン探しに行こうぜ!」

と提案したのだが、ちょっと待てよと。


いま、恋愛で傷ついているというのに、よりによってイケメンに出会いに行ってヤリ捨てなどされたら泣きっ面に蜂。飛んで火に入る夏の虫。

傷口に塩を塗り込むというか、傷口にチンコを差し込んで心を病むような事態に陥ってしまうかもしれない。

読者をそんな目に遭わせるのは僕の流儀に反する。


出会いの場について、色々と想像を巡らせてみた。


クラブ、銀座の出会いバー、マッチングアプリ、相席屋、パブリックスタンド.......


だ、ダメだ。

どんなにイメージを膨らませても、そういう出会いの場にいるイケメンはだいたいヤリチンだ。

街コンにはブサイクが多いし、婚活パーティーはおじさんが多い。

ツイッターは変態ばかりだ。


どうしたらいいだろうか。

おれにもっと力があれば...


「イケメンに出会いたい?


それは......


俺のことかね?」


と聞けたのに!


おれは無力だ...!

しかしよく考えてみると「出会いの場でヤリモクでないイケメンを探すこと」自体が難易度高すぎの無理ゲーなのだ。


なぜか?


出会いに貴賤はないが、出会った場所によって男は背負うものが変わってくる。

街で拾った女の子に対しては多少雑に接しようと、レピュテーションリスク(評判が下がる危険)は生じない。

クラブで出会った女の子も同様だ。

容姿で圧倒した場合は出会いの場所など関係なしにヤリチンを倒すことはできるが、やはりどうでもいい場所で出会った相手は、同じコミュニティ内の出会いに比べて、雑に扱われる可能性は高い。


逆に言えば、僕の知り合いを見渡してみると、どんなヤリチンだろうと「身内の出会い」は丁寧に、大切に育てている場合が多い。

そう!ヤリモクを避けたい場合は、出会い方を選べばいいのだ。

同じコミュニティは強い

同じ学校、同じサークル、同じ会社のように「同じコミュニティに所属する相手」は遊びの対象になる確率が低い。


理由は2つある。

1つ目は、同一コミュニティ内で遊び歩くとコミュニティ内で悪評が立って立ち回りにくくなる点だ。

人間、誰だって自分が所属しているコミュニティは大切だ。

大昔から集団で生活を営んできたことからもわかるように、僕たちは「集団内で省かれる」ことを本能的に恐れている。

そして元々遊び人だった男は特に、「だらしない女関係」がどれだけ他の男に嫌われるかをよく知っている。

女同士の悪口の格好の的になる上に、「遊び歩く男が理解できない正義の男」にも攻撃を食らうことになる。

そういうリスクもあるので、同一コミュニティ内で「ヤリ捨てポイ」みたいなことをする男はほとんどいない。

僕が知る限り、大手会社員かつイケメンの男は、社内に本命の大事にしている彼女がいて、外では後腐れなく遊んでいる人がとても多い。

同期同士で結婚するケースもよくある。

やはり同一コミュニティは特別なのだ。


「同じコミュニティに所属する相手」は遊びの対象になる確率が低い理由の2つ目は、人は自分が努力して手に入れた環境は見下さないからだ。

大学受験を頑張った人は、難関大学に入った異性に対して敬意の念を抱く。

ビジネスを頑張っている人は、どんなに容姿がイマイチでも成功した女性起業家を見下したりはしないだろう。

勤めている会社に誇りを持っている人は、同期の異性を軽んじたりしない。

ツイッターではたまに「年収1000万ガー」とか「ハイスペガー」なんて話題が出るが、最強の婚活は努力して自分がハイスペになることだ。

とりわけ、「大学受験」は最強の婚活だと言える。

周りがハイスペの卵だらけになる上に、何者にもなっていないモテる前の青年を青田刈りできるからだ。

エンジェル投資家のように、男の可能性に賭けよう。

同じコミュニティの友達からの紹介を狙う

これまで散々、

「自分とコミュニティが被っている人間を適当に扱うヤリチンはほとんどいない」

と力説したことからもわかるように、ヤリモクイケメンを避けるための最も有効な手段は


「同一コミュニティで出会うこと」


だ。

それが難しい場合は、同一コミュニティの仲の良い男友達から友だちを紹介してもらうのがいい。

僕自身も経験があるからわかるのだが、仲の良い女友達にはヤバイ人は紹介できない。

クラブで拾ったような適当な子にはヤリチンを紹介することもある。

つまり、同一コミュニティの友達への紹介にはリスクが伴うのだ。

そのリスクこそが、ヤリモクを遠ざける。


ここからは余談だが、もし同一コミュニティにまともな友達がいない場合は、「出会いロンダリング」という高度な技を使う手もある。

出会いロンダリングとは「男を紹介してもらうために別の男と出会っておく」という技である。

別名「噛ませ犬戦法」ともいう。


遊び人界隈で

「クラブで出会った子に可愛い女友達を紹介してもらう」

とか、

「ペアーズで出会った子に合コンを開いてもらう」

みたいな技として使われているものを、彼氏を作るために流用するのだ。


関連記事:「彼女にするかどうか」なんてセックスする前に8割決まってる。

逆ナンできれば強い

ここから先は机上の空論で申し訳ないんだけど、やっぱり自分から話しかけることができたら強いと思うな。

一人でバーに行ってみて、いいと思った人と友だちになってみたり、丸の内のカフェで勇気を出して手紙を渡してみてもいい。

僕が昔通ってた六本木ヒルズの図書館で勉強している人はまともそうな人ばかりだった。

図書館の中で立ち読みしたり、中のカフェでコーヒーでも飲みながら、軽くお話することはできなくもなさそうだった。

あと、出会いに関係ないイベントに参加してみたりね。


結局、チャラい場所にはチャラいことを目的とした人が集まるわけで、チャラくない掘り出し物を見つけるにはこういう裏技的な場所で出会うのがいいと思う。

出会いの場で出会うと、周りの人と比較されて競争になってしまう。
出会いの場から離れたらオンリーワンになれる。

結論に入ろう。

ヤリモクを避けてイケメンと出会う方法は2つ。

1つ目は、同一コミュニティの縛りで男側にもリスクを負わせること。

2つ目は、出会う場所を”ずらす”こと。

これできっと、”消耗しない出会い”を楽しむことができるはず。

ジャンプ展vol3の感想

$
0
0

六本木ジャンプ展vol3に行ってきました。

前回の週刊少年ジャンプ展 vol2は1990年代のジャンプ作品の展示でしたが、今回のvol3は2000年代のジャンプ作品が展示されています。

六本木駅で降りてヒルズ方面に向かうとさっそく柱にルフィやナルトが。

f:id:hideyoshi1537:20181001220246j:plain


駅で降りた瞬間からわくわくが止まりません。

ちなみに行ったのは最終日の2018年9月30日。

朝10時で台風が刻一刻と近づいているにも関わらず、六本木は人で賑わっています。

すれ違う女の子がみんな可愛いです。

六本木ヒルズの柱にもジャンプ店の広告が。

ここにはブリーチの一護と食戟のソーマがいますね。
f:id:hideyoshi1537:20181001220634j:plain


美術館の入り口でチケットを買って、いざヒルズの最上階へ。

最終日だしすぐに入れるだろうとタカをくくっていたら、まさかの行列。

f:id:hideyoshi1537:20181001220846j:plain

10時に六本木に着いて、ジャンプ展の中に入れたのは10時30分でした。


客層は驚くほど若く、それに女性がとても多かったです。

ジャンプって今は、おっさんも読むし、女の子も読む週刊誌になってるんですね。

特にワンピースやテニスの王子様が人気なように見えました。


f:id:hideyoshi1537:20181001221024j:plain


入り口に飾られた大量のジャンプ作品。

これは家宝にしたいレベルですね。
f:id:hideyoshi1537:20181001221048j:plain


ジャンプ展vol2のトップバッターはドラゴンボールでした。

vol3は当然、ONE PIECEです。

f:id:hideyoshi1537:20181001221206j:plain

麦わらの一味の名シーンが飾られています。

15億ベリーの懸賞金とルフィ。

f:id:hideyoshi1537:20181001222403j:plain

「5億」の上に「15億」が上書きされているのは、急激に上がったのが最近であることを示しているのかもしれません。


ワンピースのエリアを抜けるとしばらくは撮影禁止ゾーンに入ります。

2000年代を駆け抜けた色々な漫画が所狭しと並べられていて、歩きながら懐かしくなりました。


大学時代にハマりまくったデスノート。

連載開始はなんと2004年。14年も前の話です。

あんなに濃い連載だったと思ったのに、2006年5月には連載終了となっています。

ジェバンニが一晩でやってくれたのが2006年だったんですね。


その後『バクマン。』が始まったのがつい最近かと思いきや、なんと2008年。

今から10年も前の話だったんです。


光陰矢の如しといいますが、こんなにあっという間に時間が流れるものなんですね。
特に社会人になってからは時間の流れが早すぎて、バクマンの連載がつい最近のことのように思えてしまいます。


デスノートの展示コーナーに作画の小畑健さんのコメントがありました。


「デスノートで自分最高のカタルシスは2つ。

ライトが『計画通り』と笑うシーンと、Lを殺したときのライトの表情」

f:id:hideyoshi1537:20181001224708j:plain
『デスノート』樋口からノートを奪い、記憶と所有権を取り戻すシーン

f:id:hideyoshi1537:20181001224712p:plain
『デスノート』Lを倒したシーン


デスノートの横には1999年から2003念に連載された『ヒカルの碁』なんかもあって、ファンとしてはたまらないラインナップでした。
『ラルグラド』はなかったことにされてましたが。


ぐるぐると回っていたら、やたらと人だかりができている場所がありました。


我らがハンターハンターのコーナーです。

ひときわ人が多く、人気が伺えます。


ハンターハンターの名シーンを眺めながら、20年という時の重みを感じました。

休載しつつも、1998年からずっと続けてますからね。

意外なほど名シーンはたくさんありました。


怒涛の2000年代。

僕が高校から大学を過ごした青春の時間です。

僕の人生は漫画と共にありました。

ジャンプを欠かしたことは一度だってありません。


関連記事:1990年代ジャンプ黄金期のおすすめ漫画を情熱的に紹介する


語りたい漫画はたくさんあるので、2000年代のおすすめは別の機会に紹介します。

この記事はとにかくジャンプ展です。

最近連載が一段落した『銀魂』の作者、空知英秋さんのコメントがいちいち面白いものでした。


週間連載は地獄のようだったらしく、新八の足を書き忘れたり、作画が間に合わなくて「停電」のシーンにしてみたり、本当にギリギリの世界で闘ってきたようです。


ワンピースの尾田栄一郎さんあ睡眠時間3時間で休みなく描き続けているのは有名な話ですし、漫画家の皆さまは命を削って僕たちに夢を届けてくれているんだなぁと実感しました。

空知英秋先生の生々しいコメントによって。

f:id:hideyoshi1537:20181001230108j:plain


ジャンプ展は終わってしまいましたが、ジャンプフェスタなどのイベントはまだ残されています。

ジャンプファンの方はぜひ一度、ジャンプのイベントに足を運んでみてほしいです。

本当に楽しいですよ。

漫画は僕たちの思い出と共にあるんです。

f:id:hideyoshi1537:20181001230232j:plain

漫画を読めば、眠ってた思い出が蘇ってくるんです。

自習室がある芝浦アイランドのタワーマンション「ブルームタワー」に行ってきた

$
0
0

久しぶりのマンションネタです。

マンションを語る」というカテゴリで行ってみたマンションの紹介記事を書いているのですが、約2年ぶりの更新ですね。

「東京いい部屋モテる部屋」的なノリで書いたのが、以下のような記事です。

他の記事はカテゴリから探してみてください。

チャラい人なら一度は住みたい六本木のタワーマンション「THE ROPPONGI TOKYO」

f:id:hideyoshi1537:20181002222018j:plain

今回の記事で「行ってきた」のは芝浦アイランドの「ブルームタワー」です。

f:id:hideyoshi1537:20181002212536j:plain

芝浦ふ頭からは歩いて10分。

JR田町駅からは歩いて8分の場所にあります。


限られた情報で申し訳ないですが、タワーマンションに興味がある人の参考になれば嬉しいです。

自習室が素晴らしい

ブルームタワーの素晴らしいと思う点は色々とあるのですが、一つはマンション内に自習室があるところです。

f:id:hideyoshi1537:20181002215611j:plain

引きこもりに優しいですよね。

f:id:hideyoshi1537:20181002215632j:plain


中にはYoutubeを見てる外人やニンテンドーDSをやってる小学生がいました。

f:id:hideyoshi1537:20181002215643j:plain

何しに自習室に来ているのかはわかりません。


自習室の隣にあるのがシアタールームです。

写真を撮り忘れてしまいましたが、映画館...とまではいかないけれど、大きな画面で映画を観ることができます。

彼女ができたらシアタールームでポップコーンでも食べながら映画を観るのがいいでしょう。

ブルームタワーから公園を挟んで向かい側に「エアタワー」というマンションがあるのですが、そのエアタワーにもシアタールームはあります。


芸能人も愛する芝浦アイランドのタワーマンション「エアタワー」に行ってきた


田町駅にTSUTAYAがあるので、うまいこと活用してください。

ピアノ部屋もレンタルできます。

f:id:hideyoshi1537:20181002220126j:plain

何に使うかは不明です。

f:id:hideyoshi1537:20181002220150j:plain

共用ラウンジ

「ブルーム・ラウンジ」と呼ばれる共用ラウンジがあります。

朝の7時くらいから開いていた気がします。

f:id:hideyoshi1537:20181002220315j:plain

300円でコーヒーやオレンジジュースが飲み放題です。

f:id:hideyoshi1537:20181002220438j:plain

オレンジジュースは果汁100%っぽい味でめちゃくちゃうまかった!

f:id:hideyoshi1537:20181002220631j:plain


コーヒー。

f:id:hideyoshi1537:20181002220655j:plain


ブルームタワーはレインボーブリッジ側の部屋が人気です。

共用ラウンジの窓からはレインボーブリッジが見えます。

f:id:hideyoshi1537:20181002220535j:plain


家賃は17万〜45万で、近年露骨に上昇傾向にあります。

空室一覧 芝浦アイランド ブルームタワー

引っ越すならもう少し安くなってからでいいかもしれません。

デートの戦略

芝浦のタワーマンションはロケーションの制約でデートが組むのが難しいです。

なにより、田町や芝浦に呼ぶ理由がない。

デートで使える店がないからです。

最近は田町駅のすぐそばに「ムスブ田町」なるビルができたそうで、そこなら誘う理由があるかもしれません。


芝浦というロケーションはどこにでも行きやすい反面、どこからも歩いて帰れないという中途半端さがあります。

銀座に自転車で行けますが、歩いて帰ったら女の子が泣くレベル。

タクシーを使わなければ帰れません。


品川も六本木も自転車で行けますが、歩いては帰れません。

つまり、

「デートに行って、食事をして、ふらっと歩いていつの間にか家の前」

という僕が好む卑怯な戦略が全く使えなくなるわけです。

こりゃ参った。

ガシガシ女遊びしたい場合は、繁華街から歩いて帰ることができる位置のマンションを借りた方がいいと思います。

同じくらい家賃ならもっとロケーションがいい場所に住めるはず。

芝浦のタワーマンションは良くも悪くも家族向けに適したマンションといえます。

ホームパーティ戦略

週末はどこからともなくパリピが現れるのがブルームタワーの特徴ですが、とにかくホームパーティやってる人が多いです。

住民の中には、共用施設を破壊し、ソファのカバーを破り、エレベーターの前の絵を盗むパリピを激しく恨んでいる人もいるそうですが、パリピからするとそんなことはお構いなしでしょう。

知り合いの恋愛を嗜む方々はよく、芝浦のタワーマンションで男女を呼びまくってホームパーティを開催していたそうです。


タワーマンションは一人で女の子を連れ込むためというよりは、こうやってホームパーティ会場として使うのが正しい遊び方なように思えます。

その正しさはもちろん、「遊び人のための正しさ」という意味です。

なので、友達のいない人が一人でタワーマンションに住んでも、おそらく虚しくなります。

たった一人で東京の夜景を眺めながら、

「今日もまた、俺は一人か...」

と涙を流すことになるでしょう。


タワーマンションに住んだらモテるのか

断言しますが、モテません。

女の子は親しい関係になった相手の部屋はあまり気にしないですし、親しくない女の子の場合は「どんな家に住んでいるか」よりも、

「どうやって部屋に一緒に入るか」

の方がずっと重要なわけです。

そして、女の子を部屋に連れ込むのに家賃はあまり関係ありません。

男の魅力が9割です。


なので、「マンションモテ」みたいな話は話半分に聞いておいた方がいいでしょう。

家賃100万とかの桁違いのマンションならもしかしたらマンションモテもあるかもしれませんが、一般的な(?)タワーマンションに住んだからといってモテることはありません。

モテるために無理して住むと、後悔する可能性もあります。

ホムパのために住んでください。

Viewing all 870 articles
Browse latest View live